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桶狭間 神軍・信長の戦略と実像

江畑英郷

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784778201241
ISBN 10 : 4778201248
Format
Books
Release Date
December/2009
Japan

Content Description

第一級史料といわれる『信長公記』。しかし「桶狭間合戦」の核心部分には大きな欠落があり、それが今日まで大きな謎を生み出してきた。本書ではこのテキストを精緻に読み解き、最新学説とあいまって、驚くべき真実を明らかにした!今川軍が絶対有利の兵力を展開しながらも「奇跡の大逆転」が生起した。大兵力に潜む唯一最大の弱点とは何だったのか!?桶狭間合戦は「大うつけ」信長の合戦であった。数々のエピソードから信長の実像を探り、大合戦に勝利し後の飛躍につながる信長の「原点」に熱く肉薄する。

目次 : 序章 大うつけと桶狭間合戦の謎―それは奇跡の大逆転であったのか/ 第1章 かつての定説と今日の定説―「迂回説」と「正面攻撃説」/ 第2章 迂回の真偽を探る―信長の不可解な行動、その真相/ 第3章 今川軍敗北の真相―どこを奇襲すれば勝てるのか/ 第4章 信長の勝算と合戦の起因―戦いを仕掛けたのはどちらだったのか/ 第5章 信長の必勝プラン―それは偽装・裏切りの合従戦略だった/ 第6章 桶狭間の勝者、信長の実像―虚にして武、それが信長である

【著者紹介】
江畑英郷 : 歴史研究家。本職はシステムエンジニア(東レグループ株式会社シスコ社員)。「水野氏史研究会」委員。「織豊期研究会」会員。千葉県千葉市生まれ。国学院大学哲学科卒。現象学を学ぶ。中世・戦国期におけるその鋭い論考・「談義」は水野氏史研究会サイトにも随時掲載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いくや

    今まで読んできた桶狭間関連の書籍の中で最も納得できるところが多かった。桶狭間の戦いを戦術面と戦略面の面で考えている。戦術面では旧来定説とされてきた「迂回奇襲説」と定説になりつつある「正面突破説」の検証をし、さらなる高みを目指している。戦略面では、信秀死去前後のことから信長という個人に対して焦点を当て、1560年の桶狭間の戦いに向けて尾張国内が、そして三河・遠江・駿河国内がどうだったのかということが書かれてある。信長公記をベースにしつつ先人たちの研究も吟味しながら自説を提唱しているためわかりやすかった。

  • 鈴木誠二

    桶狭間の戦いに関する『信長公記』等の記述を読み込み、戦いの実像を推理する姿勢が興味深い。個人的には第6章「桶狭間の勝者、信長の実像 虚にして武、それが信長である」における信長像に共感するところ大!

  • naftan

    最近主流になってきた、桶狭間信長正面攻撃説への反論、迂回攻撃説の再論の書。/桶狭間の戦いは、信長義元双方にとってあくまで緒戦であり、想定外の結末であった事から、織田軍側の当初の作戦案を論じている。また桶狭間の南知多半島を領しながらこの戦いの最中には名前が出てこず、今川の将岡部元信が撤退する際行き駆けの駄賃に落とされた刈谷城の水野氏は何をしていたのか、今川と織田の間で画策していた国人領主の動向に関しても割かれている。

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