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ISBN 10 : 4480510427
Content Description
「女性解放」を論じることはなぜ難しいのか。あるべき解放論を示すのではなく、かつて女性解放の運動と理論が直面した対立や批判、矛盾やその破綻を描くことで、今なお残る困難の数々を深く鋭く明かす論考集。1部には、イデオロギーに根ざす80年代女性解放論への批判と、「性差があるから差別ではない」とする言説の本質的な不当性を喝破した論考を収録。2部では、ウーマンリブ運動の思想史的位置付けと再評価を行い、3部では、フェミニズム運動への「からかい」が、非難や攻撃にもまさる抑圧的効果をもったことを明かした「からかいの政治学」など、メディアにおける女性表象の問題を追求した。今日までの状況を俯瞰する1章を加えた増補版。
目次 : 増補 その後の女性たち―一九八五‐二〇二〇年(バブル・バブル崩壊・格差拡大の時代へ/ 一九八五年から二〇二〇年まで、社会はどう変わったか?/ 「より選択が困難」な時代へ/ 「女性解放論の現在」/ 「『差別の論理』とその批判―『差異』は『差別』の根拠ではない」/ 「リブ運動の軌跡」「ウーマンリブとは何だったのか」/ 「からかいの政治学」/ 「『おしん』」「孤独な『舞台』―現代女性とインテリア」)/ 1(女性解放論の現在/ 「差別の論理」とその批判―「差異」は「差別」の根拠ではない)/ 2(リブ運動の軌跡/ ウーマンリブとは何だったのか)/ 3(からかいの政治学/ 「おしん」/ 孤独な「舞台」―現代女性とインテリア)
【著者紹介】
江原由美子 : 1952年、神奈川県生まれ。社会学者。東京都立大学名誉教授。日本学術会議連携会員。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退、博士(社会学)。東京都立大学助手、お茶の水女子大学助教授、東京都立大学人文学部教授、横浜国立大学都市イノベーション研究院教授を経て、2021年3月同退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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