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ISBN 10 : 4434352016
Content Description
本書は〈阪神・淡路大震災30年/新潟県中越地震20年/能登半島地震1年〉の特別企画で、災害を生き抜くための手引きとなります。「災害から命を守る」には、発災前の「防災・減災」と発災後の「復興・生活再建」が連続してつながっていなければなりません。両者が途切れたときに何が起きるのか。防災と被災地支援に取り組んできた弁護士の著者は、「災害関連死」であり「先の見えない長期避難者」であると指摘します。なぜ、助かった命を最後まで守り切れないのか。なぜ、元の穏やかな生活に戻してあげられないのか。「誰一人取り残さない」ためには「自助」と「公助」と「共助」の協力が欠かせません。災害大国ニッポンの住民として、災害を受け入れる「共災」と災害を避ける「避災」に励むことにより、被災した人たちの置かれた状況は他人事ではなくなり、「防災・減災」と「復興・生活再建」の両者は初めて一本の線でつながります。こうして災害弱者は「命を尊重し、世話を焼き、生活再建の仕組みに精通する」災害強者に変わり得ると著者は訴えます。防災・減災の基本と応用、生活再建のABCを具体例を挙げて解説します。
【著者紹介】
永野海 : 弁護士、日本弁護士連合会災害復興支援委員会の副委員長。防災士、静岡市教育委員会学校防災アドバイザー。静岡県ボランティア協会理事。1978年、大阪府堺市出身。慶応大学総合政策学部を2000年に卒業。2007年弁護士登録。東日本大震災以後、各地で被災住民の生活再建を支援し、防災活動や防災教育の啓発活動に取り組む。「避難生活&住宅再建ガイドブック」をNHKと共同制作し、HP「ひさぽ」(被災者支援情報さぽーとぺーじ)の制作・運営を通じて、支援情報を発信し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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