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ISBN 10 : 4872596935
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維新派とは一体なんだったのか。あらわれる“劇場”、かわたれどきの言葉、さしだされた地図、たどる記憶、ながれる風景。
目次 : 序 松本雄吉とその演劇/ 1 劇場×芝居(維新派のアジア―『台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき』を中心に/ 維新派と一九二〇年代のドイツ・アヴァンギャルドたち/ 方向/演出を模索する―地図化、物質性、演劇生態/ 場所との対話―劇団維新派のサイトスペシフィック・パフォーマンス)/ 2 音楽×言語(『呼吸機械』(二〇〇八)―声とスケールの劇/ すれちがいの意味論―維新派のことばと相互行為/ 記録メディアとしてのパフォーマンス台本に関する試論―維新派『nostalgia』の上演台本の創造性)/ 3 時代×都市(瞳は精神よりも欺かれることが少ない―大阪と美術家/松本雄吉の周辺をめぐって/ 立ち続けることの快楽―芸能史から見た維新派/ No Country for Old Men―海外の視点から見た維新派/ 美術と演劇の間―具体美術協会と維新派との接点をさぐる/ 焼酎の入った透明の瓶/ 「わたしはこの町を知らない」―松本雄吉とノスタルジー)/ 4 旅×松本雄吉(ストリップ小屋の楽屋で熱中した、松ちゃんの「漢字当てゲーム」―松本雄吉との出会い、そして『日本維新派』/ 踊ろう、朝まで、その地図で。―演出家・松本雄吉(作品『PORTAL』を通じて)/ 幻の維新派天草公演―松本雄吉の帰郷/ 様々な「所作」に関する断片的な記憶について)
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