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寄り添う言葉 インターナショナル新書

永田和宏

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797681352
ISBN 10 : 4797681357
Format
Books
Release Date
February/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

最後にどのような言葉をかけたらよかったのだろう。天才歌人である妻、河野裕子をがんで亡くした永田和宏が、伴侶を亡くした人や終末医療に携わる医師と語りあう。作家の小池真理子は作家夫婦として、医師の垣添忠生は科学者として、小池光は歌人として、それぞれ永田と共通点を持つ者たちとの対談は心の深層に迫るものに。そして鳥取で多くの患者を看取り、遺族に寄り添ってきた徳永進が人生の最後の会話について言葉を紡ぐ。悲しみを抱えるすべての人に贈る一冊!

目次 : 作家夫婦の寄り添い方 小池真理子(作家夫婦の病への向きあい方/ 病と創作活動 ほか)/ 夫として、科学者として 垣添忠生(がん患者の家族として/ がんの再発 ほか)/ それでも歌人は挽歌を詠む 小池光(試行錯誤の温泉卵/ 「あとで食べるから」 ほか)/ ありきたりでも寄り添う言葉 徳永進(なぜ医療の道に進んだのか/ 鶴見俊輔との出会い ほか)

【著者紹介】
永田和宏 : 歌人、細胞生物学者。JT生命誌研究館館長。京都大学名誉教授、京都産業大学名誉教授。1947年、滋賀県生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。京都大学結核胸部疾患研究所講師、アメリカ国立がん研究所客員准教授、京都大学再生医科学研究所教授、京都産業大学総合生命科学部学部長、日本細胞生物学会会長などを歴任。ハンス・ノイラート科学賞受賞。歌人としては歌会始詠進歌や朝日歌壇の選者を務める

小池真理子 : 作家

垣添忠生 : 国立がん研究センター名誉総長

小池光 : 歌人

徳永進 : 内科医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 乱読家 護る会支持!

    パートナーを亡くされた歌人で細胞生物学者の永田和宏さんが、同じくパートナーを亡くされた方々(作家・小池真理子さん、医師・垣添忠生さん、歌人・小池光さん)、そして多くの患者の看取りに関わられた医師・徳永進さんと語る本です。 僕は、妻に対して、「冷たい人間だなぁ」と思うことが多いのですが、夫婦のどちらかが死に直面せざるを得ない状況になった時、優しく接せれるかなぁ、、、と考えました。 何十年も積もり積もって出来た人間関係だから、すぐにうまくいくとは思えないのですが、少しづつでも変えていけたらと思った次第です。

  • 西

    伴侶を失うという事、その衝撃はその時だけでなく、長年にわたるもの。どう寄り添えるか、またどう過ごしていくか、考えるヒントになる

  • coldsurgeon

    人生のパートナー、伴侶を癌で亡くした人が、それにより生じた哀しみ、寂しさなどの感情を、対談するという形で表出する。4人目の徳川進氏は看取る側であるが、多くの人の死とその家族を見守ってきたので、、そんな感情をよく理解していると思った。生き残った身近な人間が覚えている限り、亡くなった死者という存在は、その人の中で生きている、という。悲しみや寂しさは、時間と共に薄れるが、それは忘れ里は違うもので、その人の中に吸収され溶け込むのだろうと思う。グリーフケアを考える上で、大切な想いが伝わる。

  • takao

    ふむ

  • かたぴぃ

    『ターミナルケアというと痛みを緩和することだと思われますが、(略)ケア(世話)ではなくキュア(治療)があることを忘れてはいけません。』『本当に大切なことは、これまでの日常そのままの言葉で別れをいえてこそ、心に違和感なく届く言葉になるのかもしれませんね。』伴侶を亡くした者同士の対談は心に響くものがあったが、最後にホスピスケアの徳永先生の章で、腑に落ちる部分があった。未来は全くわからないし、明日突然の別れに戸惑うかもしれない。悔いのないように生きる、きちんと伝えるって大事なことなのだ。

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