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人生の節目で読んでほしい短歌 Nhk出版新書

永田和宏

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140884560
ISBN 10 : 4140884568
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

珠玉の名歌が教えてくれる
生き方のヒント!

結婚や肉親の死、退職、伴侶との別れなど、人生という長い旅路の途中には、必ず節目となる瞬間が存在する。その時、たった31文字の言葉に勇気づけられたり、救われたりすることがある。明治から現代までの100首以上の名歌を取り上げながら、当代随一の歌人が自らの体験をふんだんに織り交ぜて綴った、心熱くなるエッセイ&短歌鑑賞入門。

【著者紹介】
永田和宏 : 1947年、滋賀県生まれ。歌人、細胞生物学者。京都大学名誉教授、京都産業大学総合生命科学部教授。高安国世に師事し、「京大短歌会」「塔」会員に。1992年より2014年まで「塔」主宰。2009年、紫綬褒章受章。主要歌集に『饗庭』(砂子屋書房、若山牧水賞・読売文学賞)、『風位』(短歌研究社、芸術選奨文部科学大臣賞・迢空賞)、『後の日々』(角川書店、斎藤茂吉短歌文学賞)など。現在「朝日歌壇」選者、宮中歌会始詠進歌選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちゃちゃ

    なぜ詠むのか。何を詠むのか。歌人の永田さんいわく、自分にしか体験できなかったその時々の〈時間〉だと。たった31の“みそひともじ”に刻印された生の証し。自分がリアルにその時間を生きた〈現在の私〉の痕跡が歌として吐露される。人生の様々なシーンで我が心を動かした揺らめきを、31文字にそっと掬い取る、削ったり磨iいたりして整える〈時の断面〉。さらに、時空を超えた他者の歌を読むことで追体験できる、先人たちの貴重な感性の記憶。それらは、時に自分の代弁者であるかのような共感の渦に巻き込み、日常を豊かに照らしてくれるのだ

  • ネギっ子gen

    【何を詠ってきたのか?何を詠いたかったのか?端的に、それは“時間”であった】珠玉の名歌を多数取り上げ、歌人が自らの体験を織り交ぜながら綴る短歌鑑賞入門書。作者名索引付き。2015年刊。<生活のなかで歌を作ることによって、その時間がほかのどの時間とも違って、特別な意味をもつようになる。それが歌を作るということ/どんなに過去のできごとを詠っても、過去の思いや回想を詠っても、歌では、その過去に思いを致している“現在の私”を詠っているのです。“現在の私”と繋がっていない歌には、ほとんど何の魅力もありません>と。⇒

  • kaoru

    永田和宏氏が恋、青春、卒業、結婚、出産、労働、老い、病、死といった人生の節目の秀歌を選んだ一冊。それぞれに丁寧な解説が施され、永田氏の人生経験も盛り込まれ感じ入るばかり。「ともに過ごす時間いくばくさはされどわが晩年にきみはあらずも」河野裕子さんが存命のときの歌だがその心中を慮ると言葉にならない。また人生の花と呼ぶべき瑞々しい恋歌はいつまでも色あせないように思う。「サキサキとセロリ噛みいてあどけなき汝を愛する理由はいらず」(佐々木幸綱)「抱くとき髪に湿りののこりいて美しかりし野の雨を言う」(岡井隆)。

  • みつ

    ここ数年、NHKの短歌番組で紹介された歌は、投稿歌も含め、すべてノートに書き写している。長年同番組で選者をつとめた永田和宏氏が、同時刊行された『NHK短歌』の連載エッセイをまとめたもの。それぞれの人の生の中で重大な意味を持つ局面の中で詠まれた歌が、ほぼ年齢を重ねてゆく順序で紹介される。同番組の「選者のお話」でも取り上げられたものが幾つかあると記憶する。もとより三十一文字の小さな器の中では各人の状況をつぶさに知ることはできないが、絞り込んだ場面の中での感情の揺らぎはそれだけに鮮明に迫ってくる。➡️

  • てん06

    人生の節目を詠んだ、あるいは節目で詠まれた短歌。節目の多くを通過した年代として、共感できるもの、それほどでもないものの数々。短歌とはその時々を記録するものと言われると、過去の節目で写真くらいしか残してこなかったことを少し悔やむ。特異なのは「デモの隊列」「ペットロス」の章があることだろうか。まだ経験していない節目を詠った歌に、共感できてしまうのはなぜだろう。

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