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新型インフレ 日本経済を蝕む「デフレ後遺症」 朝日新書

永濱利廣

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022953162
ISBN 10 : 4022953160
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

経済停滞さらなる長期化のシグナルか?“失われた40年”の始まりか?モノやサービスの価格が急ピッチで上がっているのに、実質賃金は下がり続け、消費は低迷している。このような状況でありながら日銀は政策金利を引き上げた。物価、賃金、金利の関係が複雑に絡み合う“新型インフレ”にどう立ち向かえばよいのか。不況期の経験―デフレのトラウマに苦しみ、回復が立ち遅れる日本経済の処方箋を示す。

目次 : 序章 賃上げで生活は豊かになったか?/ 第1章 影響を与え合う「賃金と物価」/ 第2章 デフレのトラウマ―日本を蝕む「不況体験」/ 第3章 新型インフレの正体/ 第4章 アベノミクス後―日銀動向、金利政策、家計資産の実態/ 第5章 日本経済の現状と課題/ 第6章 処方箋は「支出支援」

【著者紹介】
永濱利廣 : 第一生命経済研究所首席エコノミスト。早稲田大学理工学部工業経営学科卒、東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。1995年第一生命保険入社。98年より日本経済研究センター出向。2000年より第一生命経済研究所経済調査部、16年4月より現職。国際公認投資アナリスト(CIIA)、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)。景気循環学会常務理事、衆議院調査局内閣調査室客員調査員、跡見学園女子大学非常勤講師などを務める。景気循環学会中原奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ころこ

    「新型インフレ」とは、名目の物価や賃金が上がるが実質賃金が上がらないため、消費が増えず日本経済の停滞が続く今の状況をいう。コストプッシュ型のインフレに対する財政、金融当局の対応の誤り。将来不安に対応する家計や内部留保を手厚くする企業の行動の問題。それに影響を与えた長期デフレの心理的な要因が論じられ、その上でデフレマインドを克服するため高圧経済が提案される。「高圧経済」とは、構造改革論とは反対に景気を過熱気味にしておくと、経済的な弱者に恩恵がいくことで経済全体の生産性が向上し、供給力が高まることでコストプッ

  • to boy

    経済学に疎い私にもわかりやすく書かれていて読みやすかった。円安による物価高、輸出企業の好業績と裏腹に実質賃金が上がらない日本を新型インフレと名付ける。世界の流れと逆行する緊縮政策をする日本の現状と進むべき道筋として「高圧経済」を示しています。また、大学進学が唯一の選択肢ではなく高専や特定技能の専門技術者を養成し、大卒者並みの尊敬を得られるような社会の実現も提案していてなるほどと思った。

  • まゆまゆ

    長く続いたデフレから脱却してインフレに転じた日本経済だが、物価上昇に対して賃金上昇が追いつかず、個人消費も増えていない。今のインフレは輸入品の価格上昇などコストプッシュ型のインフレであり、需要拡大に伴うディマンドプル型のインフレではない。にもかかわらず日銀が金利を上げたせいで、ますます消費は増えていかない。デフレ時に染み付いた消費先送りマインドというトラウマを何とかしなければ…

  • きみどり

    記事や動画を見かけたら必ずチェックするエコノミストが何人かいて、永濱氏はその一人だが、このたび満を持して経済財政諮問会議入り。めでたい。めでたい…のか…? 今さらリフレ…。リフレって失敗じゃなかったっけ…。ていうか責任ある積極財政ってナニ…。調べているうち「そもそもリフレを理解してない」という振り出しに戻るのだった。雑にまとめると、ガンガン緩和して、政府主導でガンガン需要喚起してりゃそのうち景気が上向くぜ!という理屈なんだが、さらなるインフレとセットなんだよな…。

  • ossan12345

    うーん、なんだろうな、全然頭に入って来なかった。ひとつひとつの論点をほとんど掘り下げず、トピックばかりどんどん出てくるので、浅薄になっている印象。河野龍太郎氏の「日本経済の死角」はそんなこと感じず読み応えがあったので、それとの対比で言えばちょっと残念ではあった。詰め込み過ぎでは。

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