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ISBN 10 : 4802512988
Content Description
伝説のリベラルアーツスクール、その知られざる軌跡。
アパラチア山脈の麓に開学され、20世紀を代表する芸術家がこぞって過ごした実験の場「ブラックマウンテンカレッジ」とは何だったのか──グラフィックデザイナー・永原康史の丹念なフィールドワークで鮮やかに甦る、ブラックマウンテンカレッジの25年間。
バウハウスが解散したその年に、ブラックマウンテンカレッジ(BMC)は誕生しました。美術教育を先導したのはジョセフ・アルバース。バックミンスター・フラーがドーム建築を試み、ジョン・ケージが最初のハプニング「シアターピース#1」を実行し、マース・カニンガムが舞踏団を結成、チャールズ・オルソンの下、ブラックマウンテン詩人と呼ばれる一群が生まれ──ヨーロッパのモダニズムがアメリカに流れ込む契機となり、戦後アメリカの美術や文学に多大な影響を与え、インターネット文化のバックグラウンドを形成した──語り継がれるBMCの内実はどのようなものだったのか。大勢のアーティストが、BMCという共同体で何と出会い、どういう関係を育んだのか──「国家」や「移民」、あるいは「分断」を抱えて──そこには、今私たちが探しているコミュニティの在り方へのヒントがあります。
※本書はウェブメディア「EKRITS(エクリ)」の連載を加筆・修正のうえ書籍化したものです。
【著者紹介】
永原康史 : グラフィックデザイナー。80年代からコンピュータによるデザインに取り組む。印刷物から、電子メディア、展覧会のプロジェクトまで幅広く手がけ、メディア横断的に活動する。2005年愛知万博政府館「サイバー日本館」、2008年スペイン・サラゴサ万博日本館サイトのアートディレクターを歴任。1997年〜2006年、IAMAS(国際情報科学芸術アカデミー)教授。2006年〜2023年、多摩美術大学情報デサイン学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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