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場所 で読み解くフランス近代美術

永井隆則

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784883034031
ISBN 10 : 4883034038
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

作品は抽象的な内省の産物ではない。画家たちは現実の土地や建物に感覚を刺激されながら思考し表現してきた。創造のエンジン、“場所”を問いなおす。現地取材写真と図版を満載/オールカラー。

目次 : クールベとオルナン―風景と動物へのメタモルフォーシス/ ピサロとノルマンディー―港湾都市を描く/ セザンヌとジャズ・ド・ブッファン―“親密さ”の表象/ ゴーギャンとブルターニュ―土地との交感/ マティスとニース―飛翔の場としてのアトリエ/ レジェとノルマンディー―故郷の残映

【著者紹介】
永井隆則 : 学士、修士、博士(文学)号(京都大学文学部美学美術史学科、同大学文学研究科)、Dipl^ome d’´etudes approfondies(プロヴァンス大学博士課程博士論文提出資格課程(歴史と文明;美術史)、エクス・アン・プロヴァンス、フランス共和国)。京都国立近代美術館主任研究官を経て、京都工芸繊維大学大学院デザイン・建築学系准教授。専攻はフランス近代美術史とデザイン史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よみこ

    以前行った『ランス美術館コレクション』は、フランス近代美術の巨匠たちの風景画を地図をたどりながら鑑賞できる趣向で、風景画の新しい楽しみ方を見出すことができた。チューブ絵の具が発明されて以来、画家は外に出るようになる。陽の光の移ろいや空気の色が研究され、描く題材も変わってくる。本書では、その時代の画家たちがどこを拠点とし何を描いたか、時系列で多くの図版と共に紹介しており、創作活動への理解が深まる。当時の歴史資料としても注目に値すると思う。電車もインターネットもない時代の芸術家の創造性に、大いに刺激を受けた。

  • ハチ

    良作。フランスで絵画のモチーフや霊感源となった街・風景・風俗を多彩な写真に添えて程よく読みやすい解説で巡れる。こんな小径を描いたのか!しかもまだその小径は存在するのかと驚かされたり、かの巨匠はこの風景を見てこの作品を仕上げたのかと気持ちがいっぱいになったり。なにしろ、写真が豊富で綺麗。

  • ラウリスタ〜

    流し読み。六人の研究者が、クールベ、ピサロ、セザンヌ、ゴーギャン、マティス、レジェを分担。個人的には、クールベとオルナンの章が興味深かった。オルナンって単なる田舎町くらいの印象しかなかったが、19世紀前半のパリ人口倍増期に、多くの若者がパリに吸い取られて行った場所なんだな(クールベ自身を含め)。オルナンの埋葬は、まちの東部にできた新墓地に初めて葬られた大叔父の埋葬だと(この時期、墓地の移転ってよくあるね)。擬人化された自然(山、水源)など、単に一画家のスケッチ場所の列挙に止まらない射程の広さがある。

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