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ISBN 10 : 4896197976
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1949年に中華人民共和国が成立して以来、マルクス主義が中国思想界を席巻し、儒学の地位と影響力は著しく低下した。特に「文化大革命」(1966〜76年)の際には、儒学は旧思想の代表として猛烈に批判・攻撃され、孔子の故郷山東省曲阜市にある孔子像や孔子墓碑が破壊された。ところが、「文革」が終了して改革・開放政策が実施されると、一転して1980年代以降には儒学復興への動きが本格化して、遂に今日の隆盛を見ることとなった。この劇的な変化をもたらした経過と背景に関心を持った者が、中国語の諸資料を参照して調査を行い、その結果をまとめた。
目次 : 第1章 建国以後の孔子研究変遷/ 第2章 一九五〇年代の儒学/ 第3章 一九六〇年代前半の儒学/ 第4章 「文化大革命」中の儒学批判/ 第5章 「文化大革命」後の「儒学復興」/ 第6章 「儒学復興」の政治的背景/ 第7章 「中華美徳教育実験研究」の実施/ 第8章 「儒学第三期発展」説について/ 第9章 儒学とマルクス主義/ 補章 中国儒学の研究分野
【著者紹介】
永井輝 : 東京教育大学文学部史学科東洋史専攻卒(現筑波大学)。元高校教員、儒学愛好者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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