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さみしくてごめん

永井玲衣

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784479394532
ISBN 10 : 4479394532
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 1(やっぱりハリーポッタリ/ わたしが飲むとこ見ててよ ほか)/ 2(念入りな散歩/ 1月1日の日記 ほか)/ 3(さみしくてごめん/ それ、宇宙では通用しないよ ほか)/ 4(この本はもう読めない/ 枕辺の足 ほか)

【著者紹介】
永井玲衣 : 哲学者・作家。東京生まれ。人びとと考えあい、ききあう場を各地でひらいている。問いを深める哲学対話や、政治や社会について語り出してみる「おずおずダイアログ」、せんそうについて表現を通して対話する写真家・八木咲とのユニット「せんそうってプロジェクト」、Gotch主催のムーブメントD2021などでも活動。第17回「わたくし、つまりNobody賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tenori

    哲学者・永井玲衣さんがコロナ禍以前から書き留めていた日記とエッセイ。哲学対話で高校生が「さみしさとは、決して共有できない、わたしだけのもの」と発言したくだりに胸を突かれる。いつから共有とか共感とかいったことが半ば強制されるようになったのだろう。「〜じゃないですかぁ」知らんわ。永井さん曰く「哲学はすでにそこにある」ものらしい。確かに考えたり問いかけたりは日常の一部で、営みそのもの。哲学は最も身近な学問なのだ。

  • ぽて

    考えすぎ、とよく言われる。考えすぎるからこそ向き合えることがあるけれど、それよりやっぱり何もわからない無力感が大きいこともあり、意味のないことにも思える。極力考えないように頑張ってみたこともあった。でも永井さんはこんなにも自身や他者の問いとともに生きている。そのことに私は救われる。さらに、きっと誰もが問いと生きていて意味がどうこうではなく、そうせずにはおれないのだろう。問いと生きる 哲学する人生、鬱陶しさもあるけど上等、ちょっとうきうきしてくる。永井さんと永井さんの問いにまた会いたい。

  • MINA

    作者の哲学エッセイ本、もっと読みたいと思ってたのとタイトルに惹かれて購入。<念入りに>散歩してみたくなったし、喜びや満足感は誰かと分かち合えても「さみしさとは、決して共有できない、わたしだけのもの」ってのも心に沁みたな。心の奥の如何ともし難いさみしさがしんどかったけど、自分だけのさみしさを大事にしていけばいいと思えてすごく良かった。くよくよ思い悩むネガティブな感じではなく、もっと純粋に真っ直ぐにいつも見過ごし続けてる景色や物事たちについてじっくりゆっくり考えながら生きてみてもいいのかも…と思えた。

  • こかげ

    哲学対話を実践されている著者の、学生時代のエッセイを集めたもの。『水中の哲学者たち』が面白くて、その続編と勘違いして手に取ったけどとても面白かった。文字通り、声を出して笑っちゃったところも。著者の趣味は念入りな散歩だという。日常に転がっている何気ない瞬間を哲学的な問いに変換して、彼女ならではの視点であれこれ思考を巡らせていく。 とても面白くて、私の周りにももしかしたらそんなネタが沢山転がってるのかもしれないと思わせてくれる。これからも、定期的に彼女の自問自答を聞いていきたい。

  • えいなえいな

    帯に今話題の書き手と書いてありましたが、読んでみたら納得で、とても面白い文章を書かれる方だと思いました。取り止めのない話をこんな魅力的な文章で書くことができるのすごく羨ましいです。他の著作も読みたくなりました。渋谷育ちだそうですが、確かに渋谷は哲学的な街だと感じます。東京や他の都市のどの街とも違う哲学的な雰囲気があるのです。それは本書に書かれているように渋谷が包含する寂しさに由来するのかな、なんてちょっと共感してみました。

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