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世界は基準値でできている 未知のリスクにどう向き合うか ブルーバックス

永井孝志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065401583
ISBN 10 : 4065401585
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

男と女はどう線引きすべき? 成人の定義って? 安全な堤防の高さとは? 混迷するボーダレスの時代に基準値の進化は止まらない!

【著者紹介】
永井孝志 : 農研機構農業環境研究部門上級研究員。1976年北海道生まれ。筑波大学大学院生命環境科学研究科修了。博士(理学)。専門は化学物質の環境リスク評価、農業のリスクマネジメント

村上道夫 : 大阪大学感染症総合教育研究拠点教授。1978年東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了。博士(工学)。専門はリスク学、環境学、衛生工学、災害公衆衛生

小野恭子 : 産業技術総合研究所研究戦略本部サーキュラーテクノロジー実装研究センター副研究センター長。1973年新潟県生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了。博士(工学)。専門は化学物質リスク評価・管理

岸本充生 : 大阪大学D3センター教授、同大社会技術共創研究センター長。1970年兵庫県生まれ。京都大学大学院経済学研究科修了。博士(経済学)。専門はリスク学、政策評価。地元ではPTA会長と自治会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • turtle

    本書を読んで、本当に世界は基準値でできていることに気付かされ、とても新鮮でした。オリンピックで問題となったトランスジェンダーを巡る問題、セーヌ川の水質、そして熱狂的なファンにより秋に遊泳場と化す道頓堀川との比較、ソーシャルディスタンスに関する数値、原発事故の被曝量やがん検診のメリットデメリットなど。難しい箇所もありますが、テーマが多岐に渡り、飽きることなく楽しめました。

  • こづこづ

    ハッとが感動した気付き 「基準とは、私たちが生きたいと思う世界を考え、実現するための良い道具」‼️ そんなふうに考えたことなかったが。そう考えると世界が変わる。世界、社会、仕事…身の回りのルールも、誰かが描いた世界なのかも。また、それは〜変えることも出来る! とってもオススメ本☺️

  • Katsuto Yoshinaga

    「基準というものは、考えるという行為を遠ざけてしまう格好の道具」という戒めの言葉に基づき、いくつかの基準値が丁寧に調べ上げられている。男と女の区別、放射線量、防潮堤の高さ、がん検診の有効性など、なかなか興味深い。「宗教の戒律のように、『こうした方がいい』ことは、説明するより『そういうものだ』としてしまう方が効率がいい」とか、「データ取得・利用について、サービス利用者から同意を取っておこうという姿勢は、責任逃れの下心」といった鋭い指摘にも感心させられる。しかし、内容はかなり硬派で、読むのに難儀した。

  • うぃっくす

    読みやすくて1日で読めた。世の中専門家の人たちが専門家の中で盛り上がって決めちゃうことが多くて一般大衆に落ちてくるときには複雑で何言ってるのかわからなくなっちゃうことが多々あるよね。最近ボーダレスいきすぎてて疲れる。境目にいないもっとたくさんの存在については議論し尽くされたからなのか置いてけぼりだよ。PFASは最近そればっか。新しい規定とか組合多い。アイデンティティとか考える力を持ってない人は今後も搾取される一方ですな。

  • 19番ホール

    基準値の成り立ちと決め方について、多角的に掘り下げた新書。タイトル買いした自分をほめたい。とてもよかった。あくまで数値である以上、エビデンスがベースになるものの、線引きをする意義によっていくらでも値は上下する。基準値は恣意的だからあてにならない、で終わらずに、実用品として合議しながら運用していく目線がよかった。

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