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ISBN 10 : 4062585510
Content Description
独立国家として歩み出したフィリピン政府は、戦後の国際状況と対日関係、そして激しい国民の怒りを面に、この裁きに、どのような意義を見出し、困難に直面したか。一五一名の被告は、いかにして裁かれ、獄中を過ごし、そして処刑、恩赦に至ったか。日比両国の数多くの資料と当事者たちの証言を丹念に検証し、これまで様々に語られてきた戦犯裁判という問題に、実証の光を当てる試み。
目次 : 第1章 フィリピン人の対日感情―一九四五年の原風景(暴力と喪失/ フィリピン人の怒り)/ 第2章 独立国家としての挑戦―フィリピンの対日戦犯裁判(フィリピンの戦犯政策/ 反日感情渦巻く中で/ 裁判の展開と政策的意味)/ 第3章 モンテンルパの時代―関係性の修復に向けた模索(服役生活の始まり/ フィリピン当局の態度/ 死刑執行/ 日本人先般を支えた人々)/ 第4章 恩赦―「怒り」と「赦し」の狭間で(冷戦と反日感情の交錯/ 一九五三年六月、恩赦決定のクロニクル/ モンテンルパからの帰国、その後)
【著者紹介】
永井均 : 1965年生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程後期課程満期退学。博士(文学)。現在、広島市立大学広島平和研究所准教授。専攻は日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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kuroma831
読了日:2024/12/31
Toska
読了日:2024/04/16
nagoyan
mimi
読了日:2019/03/28
穀雨
読了日:2017/05/20
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