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丹後変化物語と化物屋敷 江戸怪談を読む

氷厘亭氷泉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768480038
ISBN 10 : 4768480039
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

暴れまわる一つ目入道、手の生えた蝙蝠、大蟹の化物、飛びまわる桶・大釜・諸道具、庭を転げまわる巨大な鞠、降りそそぐ石礫、現れては消える踊り子たち‥‥。次から次へと襲いかかる妖怪変化に翻弄される武家屋敷の人々。やがて邪神に憑依された女の託宣で屋敷は狂騒状態に。怪異の原因を突き止めて退治するまでを描いた『丹後変化物語』の名場面を現代語訳。重要な部分は原文に注と解説を付けて掲載し、知る人ぞ知る江戸時代初期の奇書の全体像を紹介。
本書は『丹後変化物語』を中心に、日本各地に伝わる化物屋敷譚の紹介や解説を収録し、江戸怪談の典型の一つである化物屋敷へ読者を招く。
(発行=白澤社/発売=現代書館)

【著者紹介】
氷厘亭氷泉 : 千葉県生まれ。イラストレーター。妖怪に関する活動は日刊の『和漢百魅缶』や『妖界東西新聞』他、『大佐用』を毎月2回公開中

江藤学 : 京都府生まれ。京都府北部を中心に府内の妖怪伝承を収集している。ブログ『丹波・丹後の妖怪あつめ』にて京都府北部の妖怪を紹介中

今井秀和 : 東京都生まれ。博士(文学)。専攻は日本近世文学、民俗学、比較文化論。共立女子大学文芸学部准教授

三浦達尋 : 福島県生まれ。東北大学文学部卒、同大学大学院情報科学研究科博士前期課程修了

鷲羽大介 : 岩手県釜石市生まれ。「せんだい文学塾」代表

南郷晃子 : 神戸大学大学院総合人間科学研究科博士課程後期課程修了。博士(学術)。桃山学院大学国際教養学部准教授

広坂朋信 : 東京都生まれ。東洋大学文学部卒。編集者・ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 志村真幸

     京都府北部に伝わる『丹後変化物語』について、原文を収録するとともに、詳細な訳文と解説を施した一冊。  ある屋敷に、一つ目入道、手の生えた蝙蝠、大蟹、庭を転げまわる巨大な鞠、石礫といった怪異があらわれ、悩ませた事件の記録。  『稲生物怪録』ばりの怪異のオンパレードで、これまであまり知られていなかったのが不思議なくらい興味深い。  翻刻・注・訳・改題は氷厘亭氷泉。正確で忠実な仕事とは思うが、もう少し整理できなかったか。  そのほか、今井秀和、広坂朋信らによる論考やコラム、『曾呂里物語』から類話の訳出。

  • ヌーン

    家の中で化け物や怪しいとこがおこる話はスタンダードで、まあ外か中か、どっちかしかないのだから当然か 海外のホラーでも家の中の怪異は鉄板ジャンルであるし、本邦で怪異を退けた者の豪傑譚として残っているのは、いかにも武家階級しかそれを残すすべがないからなんだろう そのへんの町人の話を絵までつけて大事に残している例がないから、あるいは失われてしまっているからなんだろうなぁ 怪しい物事は全部狐の仕業にしちゃう傾向があったんだろうね 読みやすくおもしろかったです この狂乱が本当に狐の仕業だったのかどうかは、はてさて?

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