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隠喩としての少年愛 女性の少年愛嗜好という現象

水間碧

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422320250
ISBN 10 : 4422320254
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2005
Japan

Content Description

風俗現象か、女性の危機か、自立へのステップか。「やおい」「ボーイズ・ラブ」「コミケ」「ファンタジー」など、近現代日本の社会・文化・精神風土の枠組の中で、女性たちはいかに抑圧され、いかに闘ってきたのか。

【著者紹介】
水間碧 : 1954年、兵庫県神戸市生まれ。1975年、大阪芸術大学短期大学部デザイン美術科卒業。1983年より、一社会人として女性の少年愛嗜好をテーマに取り組み始める。以後、一貫して在野の研究者として過ごす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たねひ

    森茉莉や24年組の作品を中心に、今でいう腐女子の心理をユング派の理論に従って分析している。著者自身も24年組のファンであり、表面的な批判や決めつけに止まらず「母」からの自立につながるファンタジーとして考察していて読み応えがあった。ただ、同人誌やBL小説・漫画など「低俗なポルノ」を24年組的世界観が社会の干渉によって劣化したものと捉えている所や、SM趣味を「荒廃した精神の現れ」と切り捨てている所は少し違和感があった。作品の目指している所が違うので、単純に比べられるものではないと思う。

  • yn_redqueen

    いわゆる「女性向けもの」を語る人がしばしば酔いしれる邪悪なファンタジーや、安っぽいトランスジェンダー論に酔っていない作者の良心的な姿勢が気に入った。作者が女性であることは明らかだが、男性でも読むに耐える内容。特に女性向けコンテンツに対し「不用意でバイアスのかかった批判が悪影響を及ぼす」こと、そしてコンテンツ自体が「批判すら内包する、広大な市場である」ことまで指摘しているのが秀逸。ただ年代は自分(二十代中盤)より少し昔である上に、女の子の甘いファンタジー完全無視で話が進むので落ち着いた大人向けである

  • miharasi_mamiya

    母親と女性の問題をユング心理学(でいいのかな)を通して分析したもの。興味深い内容でした。24年組の少女マンガと森茉莉についてが印象に残った。

  • まゆ

    卒論の研究のために。父ではなく母の問題という捉え方が珍しく興味深い。

  • 米村こなん

    研究会(19回)講読本。やおいを視座にした文芸批評。

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