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法のデザイン 創造性とイノベーションは法によって加速する

水野祐

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845916054
ISBN 10 : 4845916053
Format
Books
Release Date
February/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
水野祐 ,  

Content Description

音楽、出版、アート、写真、ゲーム、ファッション、二次創作から、不動産、金融、家族、政治まで。アフターインターネット時代の文化を駆動する新しい法の設計。クリエイターの“自由”を守り、表現を加速させる気鋭の弁護士の初の著書。

目次 : 第1部 リーガルデザイン総論―法により創造性やイノベーションを加速させることは可能か(はじめに―情報化社会に取り残される法/ アーキテクチャ―情報化社会の新しい行動原理/ コモンズ―創造性、イノベーションの源泉となる「余白」/ リーガルデザイン―創造性、イノベーションを加速させるための新しい法の設計論/ 第一部のおわりに―法という社会のOSを更新するために)/ 第2部 リーガルデザイン各論―各分野の考察から(音楽/ 二次創作/ 出版/ アート/ 写真/ ゲーム/ ファッション/ アーカイヴ/ ハードウェア/ 不動産(建物、土地、都市)/ 金融/ 家族/ 政治)

【著者紹介】
水野祐 : 弁護士(シティライツ法律事務所)。Arts and Law代表理事。クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(特定非営利活動法人コモンスフィア)理事。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(リーガルデザイン・ラボ)。京都精華大学非常勤講師。FabLab Japan Networkなどにも所属。IT・クリエイティブ・まちづくり分野の法務に従事しつつ、官公庁で委員会の委員やアドバイザーなども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nekozuki

    ぜひベンチャーなんかで新しいことをやっている人に読んでほしい。しばしばベンチャー界隈では、「グレーなら突っ込む」というルール軽視の考え方がみられる。ルールは一定の合理性の元に作られてるので、不明瞭だから守らなくていいというスタンスはそもそも間違い。本書で論じられているように自分たちのイノベーションを加速するようなルール設計への働きかけをしていくのが本来的な姿だと思う。

  • izw

    一年ほど積読していたが、本日(5/19)の土曜会で、著者の水野祐氏の話を聞く機会があるので、その前に読んでおこうと今週初めから読み始めた。法は規制するためにあると思われがちであるが、創造性やイノベーションを促進するために利用できるという考え方は新鮮である。ルールを固定せず、社会・技術の進化に合わせて法を進化させていくというリーガルデザインの思想は、今後の社会の発展のためには必須の考え方であろう。第二部の13分野に対する考察は、馴染みのある現象・動向を取り上げているが、視点が変わっているので興味深く読める。

  • msykst

    リーガルデザインというコンセプトについて。法を規制や創造の阻害要因と捉えるのでは無く、寧ろイノベーションを加速するための適切な環境設計と捉えるべきだし、(大陸法的と言われる日本においても)実は今までもそうやったんやでと。加えて既存の法体系が状況とミスマッチを起こしがちな状況においては、現状追認的な法整備ではなく(「法の遅れ」と言うらしい)、「余白」を意図的に作っとくのが有効やと。で、ITやネット云々に典型的な様に、既存の法では対応できない様なグレーゾーンが広がってる今は色々できる好機やと。

  • Moloko

    法のデザインということで、法律はただ遵守するものというだけでなく、契約や解釈の読み替えや立法過程等でもって積極的に創造できるものだという主張であり、著者が関わっているクリエイターやデザイン・芸術関連分野の話題を通して現在の潮流がどのようになっていて、今の法制度とどう不整合が起き、そこではどんな法の在り方が求められるかを考察したもので、知的財産法や金融や建築などでの各種法規制を問い直す意味で面白かった。デザイン思考の部分については理解や観察を通して法を創造していくのは分かるが、今の政策過程とどう違うか不透明

  • センケイ (線形)

    著書内で繰り返し強調されているように、この本の見どころは何といっても法の創造的な側面だ。事前に余白を用意しておくなり、事後的に人々の関心を集約するなり、いずれにせよ今人がまさに動き出している所に、法の貢献の可能性が見られる。あるいはインターネット上の現象や、そこから逆輸入された物理的な創作に対しては、アーキテクチャーのほうが効く面もあるかもしれない。それと法との協調関係についても多岐に渡り紹介がある。それにしても、これほど広い関心を持って著書を書かれている点には感服させられ、背中を押される気持ちになる。

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