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日本の植民地支配 肯定・賛美論を検証する

水野直樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000092524
ISBN 10 : 4000092529
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本の歴史教科書が大きな反発を招いたが、その最大の問題点は日本の植民地支配に関する記述にある。事実を正確に解説し、誤って流布している言説を批判。副読本としても最適。

【著者紹介】
水野直樹 : 1950年生まれ。京都大学人文科学研究所教授

藤永壮 : 1959年生まれ。大阪産業大学人間環境学部助教授

駒込武 : 1962年生まれ。京都大学大学院教育学研究科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 樋口佳之

    Kindle化されているのに気がついて読みました。2000年代初頭、猛威を振るっていた時代、そうした肯定・美化論を批判的に検証するために書かれたQ&A。/ただそういう議論にまともに乗っかるのも悪手というのが、その後語られているので、そうしたトンデモへの感染予防薬という形で読むのが良なのかも。/当時の日本、韓国、台湾の経済上の位置と今は隔世の時代入っていることも感じました。

  • coolflat

    植民地支配を賛美し肯定する言説の誤りをQ&Aの形式をとって解説している。初版は2001年。20年近く経ってもなお、このクソウヨ言説を許せる現在の日本人の知的レベルがいかに劣化しているか。本書を読んであらためて思い知らされる。8頁。冊封体制において、中国と朝貢国との関係が対等でなかったことは明らかであるが、重要なことは、中国が朝貢国に対して内政不干渉の原則をとっていた点である。したがって宗主国・朝貢国との関係を、あたかも近代以降の植民地統治になぞらえて、支配・被支配の関係として理解することは誤りである。

  • 二人娘の父

    Xにて「ナチスは『良いこともしたのか』」に該当する朝鮮支配の本はないのか、と投稿したところたいへん恐縮だが、田野大輔先生よりご紹介のあったブックレット。発刊は2000年。その数年前、90年代後半から嵐のように吹き荒れた「歴史修正」への抵抗・反論としてまとめられたものと推測する。内容的にはほぼ主要な論点を網羅していると思われる。同時に今から23年前の到達である。その後の研究の進展を反映し、さらに「ナチスは〜」が示したように、今日的な論点にかみ合わせた内容で、ぜひ改訂版もしくは新版の出版を期待したい。

  • itchie

    まっさらな発想で考えれば、日本人だって国家に人権を奪われたのだから、政府に賠償を求める権利はある。だから、韓国や台湾の元慰安婦や元徴用工と連帯できる可能性はあるはずなんだよ。でも歴史のゆきがかり上、そうならなかった。「国対国」だけでなく「国家対国民」という軸でも捉える必要があるし、当然、国民としての責任と反省がなければ連帯はできない。結局、日本人は戦争に負けたことと日本人が死んだことしか反省できてないんじゃないか? 「植民地主義」というものを何となくでもイメージできている日本人がどれだけいるのかと思う。

  • ののまる

    そもそも土足で上がり込んでる植民地支配に賛美とかありえん。

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