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センスは知識から始まる

水野学

User Review :5.0
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022511744
ISBN 10 : 4022511745
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
水野学 ,  

Content Description

「くまモン」アートディレクションなどで話題の、日本を代表するデザイナー発「センスの教科書」。
センスは生まれついたものではなく、あらゆる分野の知識を蓄積することで向上することを説く。
顧客の嗜好が多様化する時代、スキルよりもセンスを磨くことで、仕事を成功させるノウハウを紹介する。

【目次】
Prologue センスは生まれついてのものではない

Part1 センスとは何かを定義する
・センスとは、数値化できない事象を最適化することである
・まず「普通を知ること」が必要である
・子どもは自由に「センス」を発揮している
・美術の授業が「センス」のハードルを高くしている

Part2 「センスのよさ」が、スキルとして求められている時代
・センスのよし悪しが個人と企業の存続に関わる時代
・時代は「次の利休」を求めている
・技術がピークを迎えるとセンスの時代がやってくる
・新しいものが広がるには時間がかかる
・なぜ日本企業の製品にはセンスがないのか
・日本企業に必要なのはクリエイティブディレクター
・「経営者のセンス」が企業の底力になる
・クリエイティブディレクターは企業の医者である
・どんな職種にもセンスが必要不可欠になっている

Part3 「センス」とは 「知識」からはじまる
・すべての仕事において“知らない"は不利
・ひらめきを待たずに知識を蓄える
・イノベーションは、知識と知識の掛け合わせである
・センスとは、知識にもとづく予測である
・客観情報の集積がその人のセンスを決定する

Part4 「センス」で、仕事を最適化する
・「流行っている」=「センスがいい」ではない
・効率よく知識を増やす三つのコツ
・センスをもって選択・決断する
・もし、チョコレートの商品開発者になったのなら ・知識のクオリティが精度の高いアウトプットをつくり出す
・知識を加えて、消費者のベネフィット(付加価値)とする
・アウトプットの精度をあげてシズル感を最適化する
・知識をセンスで測ってアウトプットを決定する

Part5 「センス」を磨き、仕事力を向上させる
・センスアップはスキルアップにつながる
・企画書は、消費者に知識、物語、価値を知らせる手紙
・「好き」を深堀りしてセンスあるアウトプットをする
・「好き嫌い」ではなく例を挙げてセンスを磨く
・「せまいセンス」でも、それを軸に仕事をすることはできる
・日常の工夫で、思い込みの枠を外す
・書店を五分で一周して気になったものが何かを確認してみる
・「幼児性」で新鮮な感性を取り戻す
・人生の先輩と話してセンスの底上げをする
・「服選び」は自分を客観視し、最適化する身近な方法

Epilogue 「センス」はすでに、あなたの中にある


【著者紹介】
水野学 : クリエイティブディレクター。good design company 代表取締役。慶應義塾大学特別招聘准教授。1972年東京都生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、1998年にgood design company設立。美しいだけでなく「本当に売れるデザイン」に重点を置き、ブランドづくりの根本からロゴ、商品企画、パッケージ、インテリアデザイン、コンサルティングまで、トータルにディレクションを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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作者はブランディングデザインの大御所です...

投稿日:2021/04/14 (水)

作者はブランディングデザインの大御所ですが、他の有名な先生の本と比べると、とにかくわかりやすいです。とてもシンプルですが、納得させられる内容が書かれています。デザインに限らず、ものづくりをしていく上で役に立つ1冊だと思います。

sf さん | 不明 | 不明

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「くまモン」のデザインで知られる水野学氏...

投稿日:2021/04/10 (土)

「くまモン」のデザインで知られる水野学氏の基本哲学が語られている一冊。 たいていの人は、「自分にはセンスがなくて」としり込みする。 しかし「センス」はもともと備わっているものではなく、膨大なインプット、そして自分なりに消化していくなかで身についていくものだということがわかる本である。

さんたろう さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ehirano1

    センスは後天的に獲得できるもの、というのは勇気づけられます。一方で、後天的に獲得できるモノは全てのモノではないので、センスは人夫々とということになるのではないかと思ったりしました。ということは、各々が何に対するセンスがあるのかは、何に対して強みがあるのかということに類するものではないかと思いました。

  • 岡本

    Kindle。多くの読者同様にセンスからは縁遠いと思っていたが、本書を読んで知識不足であった事が分かる。幅広く知識を取り込む為にも読書に力を入れていこうと思い直す事となった。

  • ちくわ

    【♪】タイトルを見てホンマかいな?と思ったが、もしも本当なら嬉しい!と興味本位で読み始める。感想…論理と事例でセンス=知識が裏打ちされており、久々にビジネス書を読んで楽しさを覚えたかも。思えば自分が出来ない事を安易に『センスが無いから』と逃げてきたが…この考えが思考停止だった事に気付かせてくれただけでも良書だった。さらに、普通を知る(≒知識、評価軸を増やす)事で、誰でも一定レベルまで到達出来るなんて…うおぉぉぉ、オレみたいな凡人にも温っかい! 私見だが、センス=知識×原体験 で数式化出来るような気もする。

  • Miyoshi Hirotaka

    センスとは特別な人に備わった才能ではなく、小さな努力の積み重ねの上に身につく能力。不格好なパソコンは顧客の声だけを聞いていたら洗練されたiPhoneにはならなかった。航空後進国だったわが国が、零戦や隼を生み出せたのは、技術者に顧客の要望の先や裏を推測する力があったから。市場調査によりニーズを知ることは大事だが、それに依存することは思考停止と同じ。センスは論理の組合せ。数多くのステップを短時間でこなすから他人には感覚のように見えるだけ。階段の一段一段はさほど大きくはない。それを上ろうとする決意が差になる。

  • mukimi

    高校恩師の言葉「数学のセンスがあるとかないとかはナンセンス、大抵は知識があるかどうか。知識が多い人がより多くの問題を解ける」を思い出した。社会人になってからもそれは万物に共通することだと感じていたから、本書は、そういうことだよね、と確認するような読書。くまモンが、熊本なので日本らしく、ヒグマっぽい黒で、との思考過程でデザインされたのは興味深い。自分の興味外のことにも触れる冒険が大切とのことだが、仕事に生活にいっぱいいっぱいでそんな冒険出来ないよ…と嘆息しつつ、視野を広げることを渇望している自分に気付く。

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