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ISBN 10 : 4634672588
Content Description
目次 : 第1部 社会的差異の近代(市民社会の境界―三月前期ドイツにおける「プロレタリア」言説から/ 「ふさわしい貧者/ふさわしくない貧者」の概念史―一九世紀前半の「社会問題」にみられるキリスト教的規範と市民的規範/ 「赦し」から「予防」へ―近代ドイツにおける釈放者扶助の変容/ ヴァイマル末期における「赤い伯爵」と労働者世界―『下からのドイツ』をめぐって)/ 第2部 分断と排除の人種空間(「人種」と「民族」のルーツを探る―ドイツにおける人類学および考古学の誕生/ スイスにおけるユダヤ人の国民意識―「同化」の解釈とシオニズムへの対応/ 褐色のウィーン―“人種・ネイション”期のユダヤ迫害と“生”の歴史)/ 第3部 変容するドイツ/ドイツ人(「帰国」するドイツ人―第一次世界大戦下の東欧支配の論理とドイツ人意識の可塑性/ 移動する人々と国民の輪郭―占領期から西ドイツへ/ 東ドイツという境界―「ナショナル・コミュニスト」としてのヴォルフガング・ハーリヒ/ 空襲記憶に見る越境的な想起文化―ギルヒング空襲記念碑を手がかりに)/ 特論 ドイツの刑事警察・犯罪学とシンティ―二〇世紀におけるエスニック・マイノリティの発見、捕捉そして迫害
【著者紹介】
水野博子 : 1970年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中途退学、オーストリア・グラーツ大学精神科学部博士課程修了、Dr.phil.(歴史学)。現在、明治大学文学部教授
川喜田敦子 : 1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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