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有刺鉄線内の市民的自由 日系人戦時集合所と言論・報道統制

水野剛也

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588377150
ISBN 10 : 4588377159
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

第二次世界大戦下、アメリカ西海岸地域に住む約十二万人の日系人は敵性外国人として居住地を追われ収容施設に隔離された。最初期の日系人仮設収容所である「集合所」で行われた印刷物の検閲や日本語使用の規制など多領域にわたる市民的自由の侵害を実証的に解明。戦時民主主義の限界と矛盾を問う。

目次 : 第1部 研究の基本的手続き(本書の目的、意義、方法、その他の諸点/ 先行研究のレヴュー)/ 第2部 日系アメリカ人集合所における言論・報道統制(集合所前夜―日米開戦から立ち退きまで/ 集合所の規則と管理・運営/ 日本語による出版・印刷物の禁止/ キャンプ新聞の検閲/ 集合所におけるその他の言論統制)/ 第3部 結論(戦時民主主義の「限界」と「矛盾」)

【著者紹介】
水野剛也 : 1970年、東京都生まれ。アメリカ・ミズーリ州立大学、スクール・オブ・ジャーナリズム博士課程修了。現在、東洋大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • BLACK無糖好き

    日米開戦時アメリカ西海岸の日系アメリカ人の強制立ち退き・収容に関する研究は豊富にあるが、研究者の関心が常設の「転住所」(収容所)に集中しており、そこに移るまで一時的に収容された「集合所」にて日系人が置かれた状況については殆ど明らかになっていなかったようだ。本書は未開拓の研究領域を埋める点に特徴がある。文民組織が統括した「転住所」と、軍の下部組織が統括した「集合所」では日系人の扱いにおいて後者がより厳しいことを多くの事例で示している。戦時下の市民的自由と統制のありようという普遍的な課題も惹起させる。

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