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希望のカケラ 社労士のヒナコ 文春文庫

水生大海

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167919856
ISBN 10 : 4167919850
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan

Content Description

社労士4年目のヒナコのもとに、家具会社のワンマン社長から、男性社員の育休申請の相談が持ち込まれた。古い価値観の社長にヒナコは困惑。そればかりか、転職サイトに「育児休業を申請したが男性は無理だと断られた」と書き込みがあったことがわかり…(表題作)。労務問題×ミステリー、人気シリーズ第3弾!

【著者紹介】
水生大海 : 三重県生まれ。2005年『叶っては、いけない』が第1回チュンソフト小説大賞銅賞受賞。2008年『少女たちの羅針盤』(旧題「罪人いずくにか」)が島田荘司選 第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作に選ばれ、翌年デビュー。同作は2011年に映画化もされ、話題を呼んだ。2014年、『ひよっこ社労士のヒナコ』収録の「五度目の春のヒヨコ」が第67回日本推理作家協会賞(短編部門)の候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ででんでん

    ヒナコからすっかり「ひよっこ」感はなくなり、頼もしくなっている。さまざまな事例も、自分の職場にもつながっていて興味深い点が多く、絵空事ではなく身近なこととして腑に落ちつつ身につまされつつ、新しい知識を得ることもできたり…。と、とてもおもしろかった。

  • ひさか

    オール讀物2021年7月号そこは安息の地か、11月号甘い誘惑、書き下ろし:凪を望む、副業はユーチューバー、希望のカケラ、4つの連作短編を2023年1月文春文庫刊。シリーズ3作目。今回はいきなりの文庫化。社労士4年目のヒナコの活躍が興味深い。ヒナコが不正に気づいてというパターンの話が多く、かなりイヤーな展開で気が滅入る。もう少し楽しい話があるといいのにと思います。

  • よっち

    コロナ禍で社会が大きく様変わりする中、社労士4年目のヒナコのもとにも様々な相談が持ち込まれる第三弾。今回は雇用調整助成金の申請を巡るあれこれ、正規非正規の同一労働同一賃金問題、所属手続きが曖昧なアルバイトの労災、社長親族のYouTuber副業問題、家具会社のワンマン社長から男性社員の育休申請の相談など、タイムリーな話題がいろいろ盛り込まれた展開になっていましたが、なあなあでいいじゃないかと済ませる古い体質との対峙は避けられなくて、実際にこういう相手にしっかり指導して対応してもらうのは大変なんでしょうね…。

  • venturingbeyond

    シリーズ第3弾。やまだ社労士事務所の面々のキャラクターにもすっかり馴染み、さらりと読了。社労士という労務管理の支援・コンサルタントの専門職の立ち位置の板挟み感が、主人公ヒナコの善良なキャラクターにより増幅され、実際の中小企業における一筋縄ではいかない労働法実務のリアリティが読み取れる。文字通りの「お仕事」小説の佳作です。

  • 大阪のきんちゃん2

    一時期予約多数本に挙がっていたので読むことにしました。 コレ、シリーズものやったんですね、第3弾。 お仕事小説、社会保険労務士というニッチ?な職業の主人公ヒナコさん、コロナ関連給付金・助成金、同一労働同一賃金、労災、サラリーマンの副業、育休‥様々な社会制度を題材に事業主と渡り合って息を吹き込んでいく姿を軽妙なタッチで描いています。 小ズルい奴とかパワハラ気味の上司とか、圧の強い人弱い人、如何にもありそうな感じで案外面白かったデス。 シリーズ前作も読んでみようかなと思いました。

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