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無頼化した女たち

水無田気流

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750514031
ISBN 10 : 4750514039
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

出産か、キャリアか。永遠に決められない選択。引き裂かれる「わたし」。普通の幸せは、なぜのぞめないの?日本女子のやさぐれた現実を徹底分析+西森路代氏との放談収録。

目次 : 第1部 無頼化する女たち(ニッポン女子のハッピーリスクと「第一次無頼化」の到来/ 社会のゆがみとニッポン女子の「第二次無頼化」/ 女のパロディとしての「第三次無頼化」/ サバイバル・エリートと婚活現象/ 『おひとりさまの老後』革命/ ニッポン女子無頼化現象が示す真実)/ 第2部 女子の国の歩き方(西森路代×水無田気流)(女子の国の散歩道/ 女子の国の獣道/ 女子の国の冥府魔道)/ 第3部 無頼化した女たち

【著者紹介】
水無田気流 : 1970年生まれ。詩人、社会学者。早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。立教大学社会学部兼任講師。2013年から朝日新聞書評委員をつとめる。詩集『音速平和』(思潮社)で中原中也賞を、『Z境』(思潮社)で晩翠賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヒデミン@もも

    第一部はどうしようもない。第二部で西森さんに指摘されてが、女子力がないのではなくて、コミュ力がないのだと思う。確かにまだまだ社会は女性に厳しい。でも少しずつ進歩してる。私達の頃は、出産どころか結婚が決った時点で肩たたき。安心して子供が産める時代。何人産んでも働くことができる時代になって欲しい。私も仕事大好きだったから。しかし子育ては楽しい。それを女性だけに限らず男性にも体験して欲しい。あとがきの主婦は自分の時間を家族から盗まなければ作ることができない。という表現が詩人らしい。

  • きいち

    09年の『無頼化する女たち』がベース、5年経って過去形になったのか。◇女子が働き続けることをクソゲーに譬える一節。敵が多い/敵が雑魚すぎて手間のわりに経験値がたまらない/必要アイテム多過ぎ、高過ぎ/適性拘らず「癒し系」「補助魔法系」を振られる…ちょっとまって、この働くことのクソゲー化、どんどん男子の世界も侵蝕してるやん。◇無頼化とは女子がいち早くとった対策。まだまだ右往左往してる子の多い男子に比べ、「先人たち」がナレッジを蓄積してきた分、一日の長があるように思う。もちろん、最前線で闘いは続いているけれど。

  • fu

    今まで沢山ジェンダー論を読んできたが、男性との闘争時代のジェンダー論を経て、負け犬論もいまいち腑に落ちなかったが、初めて違和感なく受容できるジェンダー論に出会った。社会学者かつ詩人でもある著者の分析はわかりやすく、理屈っぽい女子の脳内に住む「理性神」が非合理的な事を目撃するたびラッパを鳴らすとか表現が実にユニーク。東電OL殺人事件、酒井順子、中村うさぎ、勝間和代等分析も秀逸。

  • 1.3manen

    やさぐれ、ぐれる。 投げやりになる。 自暴自棄? 上野千鶴子先生とはまた 違う感じもしないでもない。 手段は選べても結果は選べない(038頁)。 女性のみならず、 ODも就職できないという結果は回避 できなかった。 女性は出産すると経済社会システム に守られない(042頁)。 これは逆説である。 矛盾である。 社会変容する中で、 どこかに歪や矛盾が出ていくが、 その犠牲者は女性や 彼女らの過労自殺など、 社会問題化してきたと考えておきたい。 著者は子持ち非正規雇用者(106頁)。

  • スズコ(梵我一如、一なる生命)

    平易で勢いのある文章にサクサク面白く読めたのですが、たまに、これは主観では。。。と突っ込みたくなった。けれども、確かに否定しきれない現実でもあった。もうね、無理ゲーなんですよ。この世の中で生きていこうなんて、多分7割強の女たちには。(←この割合は私の主観)私もかなりがむしゃら無頼しております。だって、本当に、書かれている通りリスクマネジメントと人生と一方で自分の能力と生きづらさとかメンタルとか、注意すべきパラメータ一とこなすべきミッション多すぎ。こなさないと同性からも冷たい目だもの。

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