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子どもの道くさ

水月昭道

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784887136830
ISBN 10 : 4887136838
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

近年の子どもをめぐる社会動向に注目しながら、子どもの道くさや、それを可能とする環境が地域に備わっていることの意味や価値について、具体的な調査結果を用いながら考察する。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kuukazoo

    Twitterでバズって重版になった奇跡の本。水戸芸術館の「道草展」を観に行った際ショップで発見し購入。道草をする子どもの写真が面白い。ピンポンダッシュは今も定番なのか。登下校中の子どもの安全確保は確かに重要だが道草の機会を奪うことは子どもの健全な発達を阻害するのではという問題提起。子どもの中にはそれぞれの環境認知マップがあり、その時の気分や状況で行動を選択し様々なものや人と関係を結び、楽しんで満足している。大人からは無意味に見えてもその時間は豊かで大切なものなのだ。道草もできない世の中なんて悲しすぎる。

  • Inzaghico (Etsuko Oshita)

    子どもたちは想像力を駆使して、家までの道を冒険路やコミュニティに変える。建物と建物のあいだの隙間をわざわざ通り抜け、歩車分離ブロックの上をわざわざ歩き、塀をベンチ代わりに見立てて腰をおろしておしゃべりに興じる。こういうのが安心してできたのは、車の通行量がそれほど多くなく、それとなく見守る大人の目があったから、というのは、そうだなあ、と。効率第一という価値が広がるにつれ、道くさが悪者扱いされることが増えたと著者は嘆く。余裕のない社会になったものだ。社会性を育む一手段として、道くさはかなり有効なのにな。

  • 明るい果物

    面白かった〜!子ども達が、その日の天候や気分などによって、無意識に選ぶ道くさの様子が面白く、昔の自分もその日にマッチした下校ルートを辿っていたのだなと思った。飛行機のおまじないの様子や、小さな隙間の休憩なども、そういえばあったなぁ、と。この筆者の言うように、もちろん安全第一だけど、こんな豊かな時間を潰さずにいけたらいいなぁと思う。

  • ぱせり

    道くさは、子どもの貴重な時間、空間だ。これを取り上げることは、子どもの成長の機会を奪うことにさえなる。子どもたちの道くさの状況が写真とともに紹介されるが本当に面白い。昔の道くさと今の道くさでは、環境も変わってしまったせいで、いろいろ違うのだけれど、道くさの気持ちというか方向性というかは、ちっとも変わっていない。

  • PenguinTrainer

    指定通学路という安心・安全が保証された道を大人が強制しても、子どもは他のことに注目した非合理的な選択をして帰宅していくということを観察・まとめた本。 著者は実地で調査をしており子どもの道くさを前後の文脈から9タイプに分類したり、実際の道くさ風景を写真に収めたりと読者を楽しませてくれる。 2020年現在は安全が最優先ということで知らない近所と人と挨拶をしては行けないという教えがあるというのを聞いたことがある。だが、のどかでワクワクした風景は2006年初版の100ページ足らずのこの書籍中では生き続けている。

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