ファーストコール すべての救急隊員に贈る「伝え方」の指南書

悩める救急隊員に教えます。スキル上達のための指南書、登場です。救急隊から医療機関へ電話連絡する第一報を「ファーストコール」といいます。ファーストコールの質は伝える救急隊員個人の力量に依存しています。そのため情報が伝わらない、受け手に誤解が生じるなどからトラブルが起こる場合があります。本書はそんな救急隊員のための応援歌です。この一冊であなたの明日からの仕事がレベルアップします。

目次 : 第１章　情報をまとめる（情報を集めよ！/ 情報を整理せよ！）/ 第２章　これじゃ伝わらないＮＧ集（わからないから全部伝える/ 情報を集まった順に伝える/ また聞きを伝える/ 慌てる/ 事実と見解を交ぜる）/ 第３章　伝えるときのお約束（伝える相手に合わせる/ 正しい知識で！/ 内容をできる限り理解する/ 都合の悪い情報を隠さない/ 聞き取りやすい話し方で/ 共通の認識か確認する/ 迷わせる情報や言葉を入れない/ カラ元気もあり！）/ 第４章　「伝わる」ためのテクニック（ポイントを絞る/ できるだけ短く/ キーワードや結論を先に伝える/ ５秒で掴め！/ 伝える順序を考える/ データで示す/ イメージが湧く言葉を加える/ 繰り返す/ ５Ｗ１Ｈを意識する）

【著者紹介】
水嶋知也 : 船橋市立医療センター救命救急センター副部長。１９７３年千葉県船橋市生まれ。東京電機大学高等学校、杏林大学医学部を卒業。１９９８年医師免許取得。船橋市立医療センター臨床研修、自治医科大学大宮医療センター（現自治医科大学さいたま医療センター）心臓血管外科、船橋市立医療センター麻酔科集中治療科などを経て現職。日本救急医学会、日本麻酔科学会、日本外科学会専門医。趣味はお酒、写真（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）