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大岡信 「折々のうた」選 短歌 二 岩波新書

水原紫苑

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004318149
ISBN 10 : 4004318149
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
大岡信 ,  

Content Description

二つの心が相通じ、一つに合わさるとき、恋のうたが生まれる。恋のあわれを尽くす果てに、人生のうたが生まれる。古代から現代にいたるまで、人びとの美意識を支え、創造の源となってきた「合わす」という原理。逢瀬、歌合、歌会、結社、さまざまな時と場で詠まれた恋のうたと人生のうたを『折々のうた』から精選する。

目次 : 恋のうた/ 人生のうた

【著者紹介】
水原紫苑 : 1959年生まれ。歌人。春日井建に師事。『びあんか』で現代歌人協会賞、『客人(まらうど)』で駿河梅花文学賞、『くわんおん(観音)』で河野愛子賞、『あかるたへ』で山本健吉賞・若山牧水賞、『えぴすとれー』で紫式部文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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『折々のうた』から短歌を精選したアンソロ...

投稿日:2021/04/14 (水)

『折々のうた』から短歌を精選したアンソロジー。この巻では「恋のうた」と「人生のうた」を収める。 花鳥風月を詠う優美な「四季のうた」を収録した前作と比べると、やはり激情の歌が多く、恋、孤独というものがいかに人の心揺さぶるか、改めて感じ入るところが多かったです。 水原さんの解説は短歌の歴史と現在地を平明に記述したもので、短歌門外漢の私には多いに参考になるものでした。

哲 さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    大岡さんの折々のうたから水原さんが選んだ短歌の第2集です。1と2で「四季の歌」「恋の歌」「人生の歌」と分けて古今集の部立に倣ってまとめてくれました。大岡さんの解説が再度読んでも簡潔でわかりやすさがあります。このように日本の短歌を一覧で鑑賞できるのは至福のひと時です。水原さんの解説も楽しめます。

  • 糸くず

    「どれほど中身が新しくとも、三十一音の短歌定型自体は、千三百年前から、抒情に濡れた七七の共鳴装置で、共同体の意思に唱和し続けて来た権力の器である。夥しく作られた戦争協力の歌は言うまでもない。一首の歌を詠むごとに、私たちは、その器の根源的な闇を自覚して抗わなければならないのだ。」第二巻の「人生のうた」の部は、まさに「権力の器」である短歌が持つ「根源的な闇」への抵抗の記録。苦しければ小声で歌ひゐし君も記されむ唯手術死の一例として(相良宏) あしざまに 国をのろひて言ふことを 今の心のよりどころとす(釈迢空)

  • わらのいぬ

    再読。

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