Books

アインシュタインからの墓碑銘

比企寿美子

User Review :5.0
(4)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784931178700
ISBN 10 : 4931178707
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2009
Japan

Content Description

四国の山里に眠るアインシュタインの墓碑銘は、何を物語っているのか。欧州航路の出会いから戦争による別れまで、日本人外科医との不思議な縁と感動の物語。戦争と平和の意味を現代に問い直す渾身の書。

【著者紹介】
比企寿美子 : 長崎市生まれ。エッセイスト、ノンフィクション作家。フェリス女学院短期大学卒業。1966年から夫のドイツ留学に伴いドイツ滞在。その後ゲーテ・インスティチュートで13年間ドイツ語研修。1972年から5年間慶應義塾大学文学部歴史学科聴講。現在加藤恭子ノンフィクショングループ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Read all customer reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
4
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
原作者の比企寿美子さん、ご自身の戦争体験...

投稿日:2009/09/13 (日)

原作者の比企寿美子さん、ご自身の戦争体験を元に、祖父である三宅速先生と アインシュタイン博士の偶然の必然とも言うべき、出会いを織り交ぜながら 決して、飾ることなく、ありのままのご自身の体験を綴られた良著です。 計算された文書構成と、流れるようなストーリがうまく読み手を引き込み 私自身も一気に読んでしまった秀逸な、ノンフィクション作品です。 この作品で語られるアインシュタイン博士が何故「原子爆弾推進」に署名 したか、そして原子爆弾を落とされた日本への想い、三宅家の苦労・苦悩 そして、今の日本人が忘れかかっている「良き家族のあり方」等、現代の 「戦争を知らない」人達にとって、学ぶべき点と、平和という概念がいかに 今の日本にとって、「良い状態」であるかを考えさせてくれる良著である と思います。読まれていない方は是非一度お手にとって、拝読すべき本だと 感じました。

つゆり さん | 大阪府 | 不明

0
★
★
★
★
★
終戦記念日を前に知人に勧められて読んでみ...

投稿日:2009/08/16 (日)

終戦記念日を前に知人に勧められて読んでみました。まさに日本の近代史に深く刻まれるべき、知られざる感動の実話が、美しく端正な筆致でみごとに描かれ、まるで映画を観ているかのような臨場感に引き込まれて一気に読んでしまいました。 「戦争の悲惨さを語り伝える」というだけには留まらない、もっと大きな世界的視野に立った、人間の本質を問いただすような素晴らしい内容で、読みながら驚きと発見の連続でした。 終盤のクライマックス、空襲の中を逃げ惑う幼女(著者)と主人公・三宅速博士の壮絶な最期の描写は、戦争の悲劇を語るに充分で、涙なしにはとても読めません…… 重いテーマではありながら、文字の大きさやルビにも配慮されていて読みやすく、余韻に浸りながら、すぐにもう一度読み返したくなりました。 戦争の記憶が薄れつつある現代日本のあらゆる世代、そして海外の人々にもぜひ知らしめたい貴重な一冊だと思います。

nonp さん | 埼玉県 | 不明

2
★
★
★
★
★
平和が当たり前で、戦争を知らない我々に ...

投稿日:2009/07/21 (火)

平和が当たり前で、戦争を知らない我々に 戦争の悲惨さを強く教えてくれる良書です。 もしも、戦争は怖い、でも何が起きていたのかをちょっとでも 知ってみたいと思われる方は是非お勧めします。 アインシュタイン博士と三宅速博士の友情物語ではなく、世界の平和と戦争の悲劇を直球で訴えてきます。 出た涙が乾くことなく、深く考えさせられました。 必読書。

PP さん | 不明

2

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 林芳

    著者のお祖父さんとアインシュタインとの関わりを軸に、戦争の時代を生きた人たちの翻弄された人生を描いている。真摯に誠実に生きること、それが平和に繋がることを教えてくれている。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items