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教育と愛国 誰が教室を窒息させるのか

毎日放送映像取材班

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000613439
ISBN 10 : 400061343X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「反日教科書の採用を即刻中止せよ」、学校に押し寄せる抗議ハガキ。近年、道徳や歴史教育をめぐり、ときにソフトに、あからさまに、現場に圧力がかかっている。2017年度ギャラクシー賞大賞を受賞した番組『教育と愛国―教科書でいま何が起きているのか』(「映像」シリーズの1作)に、毎日放送の地元・大阪を震源とする教育行政の変質・荒廃など、多くの取材成果を盛り込み書籍化。揺れ動く2000年代日本の貴重な記録。

目次 : 1 新たな/継続する「教科書問題」(戦後初の道徳教科書と検定制度/ 歴史教科書をめぐる攻防―1990年代末〜2000年代/ 新たな/継続する潮流)/ 2 先鋭化する“政治と教育”―大阪でいま起こっていること(大阪の「教育基本条例案」とアメリカ流教育改革/ 君が代「口元チェック」と「マネジメント」強化/ 変質した教育委員会と教師の締めつけ/ 前川喜平氏が語る政治と教育の攻防/ 大阪らしい教育から民主主義教育へ)

【著者紹介】
斉加尚代 : 1987年毎日放送入社。報道記者などを経て2015年からドキュメンタリー担当ディレクター。企画・担当した主な番組に『映像’17沖縄さまよう木霊―基地反対運動の素顔』(2017年1月、平成29年民間放送連盟賞テレビ報道部門優秀賞ほか)など。『映像’17教育と愛国―教科書でいま何が起きているのか』(2017年7月)は第55回ギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞。また個人として「放送ウーマン賞2018」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • おかむら

    大阪の毎日放送のドキュメンタリー番組の書籍化(そして今年映画にもなった)。育鵬社の教科書の執筆者の東大名誉教授が「歴史から学ぶ必要はない」って言ってるシーンはやはり映画で見たかったわ。そして、この本のAmazonレビューで星1つの人たちのレビューがちょー気持ち悪ー。。左翼系と決めうちされた教科書(学び舎の)採択校に大量の抗議ハガキを出す人たちと同じ熱心さマメさが…。読んでなくても見てなくてもとにかく全く同じ文句で抗議する感じが実に不気味。日本会議の本読んだ時も思ったけどなんでかあっちの人はマメだよなー。

  • おおにし

    感想はいろいろあるが、まず本書のアマゾンレビューで星1つのレビューを見てほしい。「ゴミ」「勉強不足」「紙の無駄」などと言う言葉で、読んでもいない本を酷評する人たちの多さに驚く。しかも自分たちの親分?のことを橋”本”氏と呼んでいる始末。このような自分の頭で考えもせずに、ロボットのように行動する大人たちをこれ以上生み出さないための学校教育こそ今必要なのではないだろうか。伊藤隆東大名誉教授らの目指す「ちゃんとした日本人をつくる」教育というものが、こんな無能な日本人を量産することだとしたらなんとも恐ろしい。

  • かおりん

    教科書問題、先鋭化する政治と教育の2章からなる。道徳からパン屋の記述が和菓子屋へ。沖縄の集団自決から子を救ったのは、皇民化教育を受けてなかった無学の母が、禁止されていた方言で逃げろと大きな声で叫んでくれたからーの記述にほろり。上に従う教育、間違った愛国主義を教えるのはおかしい。大阪維新の当時の橋元知事が教育に政治を持ち込んだ。現場の先生が改革を新聞で知る現実。大阪の学校はモデルとして政治家に翻弄された。報道ドキュメンタリーのまとめと考察は分かるが、今現在の状況と今後の見通しも知りたかった。2019,5初版

  • ののまる

    映画『教育と愛国』を観た後、本書を購入。前半は映画とほぼ同じだが、後半は大阪府下の教育現場が政治介入・圧力によって破壊されていく状況についてで、現場がこうなっていたことに驚きと危機感・恐怖感を持った。戦前回帰のようだ。大阪の公立中高から優秀な教師が他県へ流れていく。多様性の最たる大阪独自の教育現場が、市場原理(ゲーム)を「教育」に入れるのが当たり前という声の大きな政治家によって潰され・萎縮させられていく。学校・教育に関わる人、子どもがいる人は必読だと思う。

  • どら猫さとっち

    本書は、毎日放送のドキュメント番組「映像’17」の同タイトルを書籍化したもので、同年ギャラクシー賞大賞受賞し、今年映画化された。僕は映画で観たが、本書を読みあの光景が蘇ってきた。歴史教科書をめぐる様々な思惑や愛国精神の押し付け、さらに大阪府の教育に関する異様な取り締まりなど、愛国を前提とした教育の違和感と不穏な気配が立ち込めていた。映像化を観ていない人たちにも、本書だけでも読んで欲しい。

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