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ISBN 10 : 4569842968
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あの戦争はいったい何だったのか―。昭和、平成を経て、令和を迎えた日本。時代の節目とともに歴史に関する記憶が薄れてしまい、先の戦争について「日本が愚かな戦いを行なった」という認識しか残らないとすれば、大きな不幸である。三国同盟、日米開戦、ミッドウェー海戦、キスカ島撤退、終戦の聖断、占守島の戦い、東京裁判…。新時代のいまこそ思い込みや通説の誤りを排して歴史を振り返り、「太平洋戦争の新常識」を探るべきではないか。豪華執筆者による選び抜かれた論考を掲載。日本の近現代史に新たな視座を提供する。
目次 : 日米両国は五十年間、戦端を開かなかった(中西輝政)/ 情報を精査したうえで、開戦は決定された(牧野邦昭)/ 三国同盟は「ある時点」まで日米交渉を有利に導いた(井上寿一)/ 日中戦争が日米戦争の原因ではなかった(渡辺惣樹)/ 戦艦大和は「時代遅れ」でも「無用の長物」でもない(戸高一成)/ ここで戦艦大和を投入すれば戦局は違った(平間洋一)/ 零戦の性能は「設計の妙」がもたらした(戸高一成)/ ミッドウェー海戦時、日本の戦力は優位にあったのか(森史朗)/ 「キスカ島撤退の奇跡」を導いたものは何か(早坂隆)/ 「ヤルタ密約」をつかんだ日本の軍人がいた(岡部伸)/ 「終戦後」に始まった占守島と樺太の戦いとは何だったのか/ 「終戦の聖断」が八月十四日に下された実相/ 東京裁判で重光葵がA級戦犯にされた理由/ 国を想い、凜として散ったBC級戦犯たちの戦い/ フランス代表理事は東京裁判で「反対」判決を出した
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