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ISBN 10 : 430570837X
Content Description
何に書きつけているか、書かれている文の特徴、筆跡、それが一族に継承される様相など、あらゆる角度から「書くこと」について分析。物語を動かしている重要な効果を明らかにする。日本現存最古の長編物語がもつ、あらたな魅力を解き明かし、従来の音楽物語という括りから解き放つ。
目次 : 序章 書くことを意識した物語/ 第1章 物に書きつく―『うつほ物語』における言語認識/ 第2章 紙に書きつく―人物関係を構築する文/ 第3章 「手本」の作成と“手”の相承/ 第4章 書の継承―「うつほ」をはじめとした篭りの空間と継承者/ 第5章 清原家の家集進講/ 第6章 琴を支える書―公開の場の論理/ 第7章 「清原」家の継承と『うつほ物語』のおわり/ 補遺―近世・近代の『うつほ物語』の研究
【著者紹介】
武藤那賀子 : 1985年9月東京都に生まれる。2004年3月お茶の水女子大学附属高等学校卒業。2008年3月成城大学文芸学部国文学科卒業。2010年3月学習院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻博士前期課程修了。2012年4月学習院安倍能成記念教育基金奨学生。2014年3月学習院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻博士後期課程修了。博士(日本語日本文学)。現在、学習院大学国際研究教育機構PD共同研究員。学習院大学文学部非常勤講師。学習院大学人文科学研究所客員所員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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