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中国科学幻想文学館 下

武田雅哉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784469231779
ISBN 10 : 4469231770
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本邦初、中国SF小説史の登場。下巻では、新中国成立以降の大陸・台湾・香港の作品を紹介し、新時代へと向かう中国のSF「科学幻想小説」の歩みを追う。

【著者紹介】
武田雅哉 : 1958年、北海道生まれ。北海道大学大学院文学研究科教授(中国文化論講座)

林久之 : 1944年、岩手県生まれ。東洋大学大学院文学研究科(修士課程)にて中国哲学を専攻。修了後は静岡県で高校の教壇に立つかたわら中国科幻小説の翻訳紹介を同人誌中心に続けている。1985年より二年間北京外語学院(現・北京外語大)にて語学講師を経験(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴィオラ

    とりあえず「SFとは、かくあるべき」とか考えちゃうのは(ある意味必要なのかもしれないけども)正直デメリットの方が大きい気がしなくもない。なにかしら制約がある状態での創作は、どうしても窮屈になりそうで…。まぁ、その制約も含めての中国SFらしさなのかもしれないけど。 粗筋と共に紹介されている何作かは、結構読んでみたいと思えました。巻末にある邦訳リストが助かると同時に、リストがたったの数ページで収まってしまう現状に寂しさも感じます。中国SF全集…うん、読んでみたい!

  • 渡邊利道

    戦後の中華人民共和国成立からで、ソ連の影響下に明るい未来を志向する啓蒙的でハードな作品が紹介され、すでにある抑圧が文革で一気に高まるのが、中国共産党やばい感半端なくて怖い。様々な苦難を乗り越えていわゆる現代的なSFらしい視点が導入され、わりと面白そうな作品が増えていく。固有名ではやはり韓松が飛び抜けて面白そう。台湾のSFは割と初期から文学的な質が高かったらしい(知ってる作品も出てきた)。20世紀までの記述になっているので、最近の中華SFとの間を埋める概説書を誰か書いてくれないだろうか。

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