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織田信長 石山本願寺合戦全史 ワニ文庫

武田鏡村

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784584393901
ISBN 10 : 4584393907
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2016
Japan

Content Description

信長の生涯において最も大きな障害となったのが、各地の一向宗門徒であり、石山本願寺であった。十年に及ぶ合戦の全貌を、克明に活写し、日本戦国史に一石を投じる書。

【著者紹介】
武田鏡村 : 1947年、新潟市生まれ。日本歴史宗教研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • roatsu

    麒麟ではさらりと過ぎてしまったが、信長後半生の紛れもなく最大の敵であり、その覇業を大きく翻弄した宗主顕如率いる本願寺勢力の特異な実態と戦いの通史を必要十分に学べる一冊。巻末の本願寺屈服が、信仰に拠って独自の交易・経済を確立した中世的自由民の生活の終焉、宗教教団が武家政治に支配・統制される端緒となったという著者の言葉は印象深い。それ自体は是非に及ばずの歴史の流れだが、一つの既得権益集団が巨大な統一権力に無力化される過程で起きた必然的な大戦さと見ればかくも凄惨で大規模な戦いとなったことも理解できる。

  • 黒猫

    本願寺恐るべし。民衆の力はスゴい。信長包囲網が呆気なく瓦解した後も、強力な門徒の支援、寺内衆をまとめあげ、毛利氏、足利義昭(この人もかなり謀略を用いて信長を消そうとした執念は恐ろしい。最後の将軍といえど、徳川慶喜とは大違い)と連携して信長を仏敵として大いに苦しめたのは民衆の力の結集だった。毛利氏も義昭もいなくなっても更に信長を倒そうとした教如もスゴい。今京都の本願寺がなぜ東西に別れているのか知れて良かった。それが、父子の確執からくるとは皮肉ですが、とにかく本願寺から信長を見るという視点は新鮮ですねー。

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