Product Details
ISBN 10 : 4101216614
Content Description
何気なく耳にするフレーズには、実は社会の欺瞞が潜んでいる。「うちの会社としては」の“うち”とは一体誰なのか。「育ててくれてありがとう」が貧相にする家族観。「国益を損なうことになる」は個を消し去る。「会うといい人だよ」が生む閉鎖性。「なるほど。わかりやすいです。」という心地よい承認の罠。現代の紋切型を解体し、凝り固まった世間を震撼させる、スリルと衝撃のデビュー作。
目次 : 乙武君―障害は最適化して伝えられる/ 育ててくれてありがとう―親は子を育てないこともある/ ニッポンには夢の力が必要だ―カタカナは何をほぐすのか/ 禿同。良記事。―検索予測なんて超えられる/ 若い人は、本当の貧しさを知らない―老害論客を丁寧に捌く方法/ 全米が泣いた―“絶賛”の言語学/ あなたにとって、演じるとは?―「情熱大陸」化する日本/ 顔に出していいよ―セックスの「ニュートラル」/ 国益を損なうことになる―オールでワンを高めるパラドックス/ なるほど。わかりやすいです。―認め合う「ほぼ日」的言葉遣い/ 会うといい人だよ―未知と既知のジレンマ/ カントによれば―引用の印鑑的信頼/ うちの会社としては―なぜ一度社に持ち帰るのか/ ずっと好きだったんだぜ―語尾はコスプレである/ “泣ける”と話題のバラード―プレスリリース化する社会/ 逆にこちらが励まされた―批評を遠ざける「仲良しこよし」/ そうは言っても男は―国全体がブラック企業化する/ もうユニクロで構わない―ファッションを彩らない言葉/ 誰がハッピーになるのですか?―大雑把なつながり/ 生産性―誤解を招いたとしたらお詫びします
【著者紹介】
武田砂鉄 : 1982(昭和57)年、東京生れ。大学卒業後、出版社勤務を経てライターに。2015(平成27)年、初の著作『紋切型社会』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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佐島楓
読了日:2019/03/06
エドワード
読了日:2020/01/05
tomi
読了日:2023/02/16
Y2K☮
読了日:2019/10/04
hatayan
読了日:2019/03/26
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