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ISBN 10 : 4044005621
Content Description
今なお、陰に陽に存在感を発揮し続ける企業集団・財閥。類まれなる勢力を誇る一方で、その背景には、黎明期の資金調達をめぐる苦闘やオーナー一家と経営陣の軋轢、時の政府・諸外国との丁々発止など、現代のビジネスにも通ずる奮闘があった。「家業」から出発して多角化を進め、独自の組織を作り上げた「日本型企業の源流」は、激動の近現代をどのように歩んできたのか。知られざる軌跡に、日本経済史の権威が鋭く迫る。
目次 : 幕末維新の危機―富豪たちの明治維新/ 政商の誕生―政府が生むビジネス・チャンス/ 政商の資金源―事業と資金の出会い/ 政商からの脱皮―多角化への挑戦/ 家政改革と家憲―総有制の知恵/ コンツェルン化と持株会社―巨大化する組織の整備/ 専門経営者の登場―現場の知恵と現場の管理/ 商社ブームと破綻―「大正バブル」のバランスシート/ 鈴木商店の挫折―借入依存と組織改革の欠如/ 三大財閥の覇権―持株会社支配のネットワーク/ 恐慌とドル買い―財閥批判の背景/ 財閥の転向―改革のポーズと内部資本市場/ 戦時態勢と財閥―優先された出資者利害/ 財閥解体―追求された戦争責任/ 企業集団と財閥―三等重役と株式持合い
【著者紹介】
武田晴人 : 1949年、東京都生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。博士(経済学)。東京大学社会科学研究所助手、東京大学大学院経済学研究科教授などを歴任ののち、現在東京大学名誉教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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