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近代東京の地政学 青山・渋谷・表参道の開発と軍用地

武田尚子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642083430
ISBN 10 : 464208343X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新国立競技場の場所にはもともと幕府の火薬庫があり、渋谷には水車が点在し、表参道を兵隊が行進した。地形と軍事が地域社会に与えた影響を読み解き、東京西郊が近代都市空間に変容するプロセスを地政学の視点から辿る。

目次 : 第1章 江戸・東京西郊の地政学/ 第2章 幕府の焔硝蔵/ 第3章 渋谷の町方・村方―江戸から明治へ/ 第4章 明治の青山―火薬庫から青山練兵場へ/ 第5章 軍用地と渋谷/ 第6章 大正の表参道と明治神宮/ 第7章 道玄坂と盛り場の形成/ 終章 「二つの練兵場」から「二つの国立競技場」へ

【著者紹介】
武田尚子 : お茶の水女子大学文教育学部卒業。2000年、東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了、博士(社会学)。現在、早稲田大学人間科学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アメヲトコ

    今やスポーツの名所である神宮外苑と代々木。しかしそこには江戸時代以来の軍事空間としての歴史が深く関わっていた(建設中の新国立競技場はもとは幕府の火薬庫!)ことを本書は指摘します。渋谷や表参道など、現代のイメージとは異なる顔が見えてきて面白いです。

  • 地形と軍事が近代東京の地域社会に与えた影響を地政学の視点を交え読み解く本。2020年、五輪・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の所在地はなぜ、都心の西側なのか。1657年の明暦の大火で江戸城内にあった幕府の火薬庫が爆発したのを機に、外堀の外側の千駄ヶ谷に火薬庫が移され、継いだ明治政府は青山に練兵場が開設するなどの政策で、江戸城周辺が軍事色の濃い空間となる。戦後は占領軍にそれらが接収されたが、1964年の東京五輪前に返還されて競技場となった。成り立ちを軍事の側面から見ると、全く別の顔が見えてくる。

  • こーら

    ぱーーーっと目を通した。タイトルを見て東京各所の地形や町の特徴がどのように活かされるのか気になった。 ただ本の中身は人物や事実が書いてあるだけで、ストーリー性を感じず自分は惹かれなかった。 自分は「地理や地政学」というのは好きだが、具体的にどんなところが好きなのかがわかってない。

  • バッシー

    幕末に江戸中で爆薬が造られていたことを初めて知った。

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