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ペリリュー -楽園のゲルニカ-7 ヤングアニマルコミックス

武田一義

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784592162179
ISBN 10 : 459216217X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

堪へ難キヲ堪へ忍ヒ難キヲ忍ヒ――。
昭和20年3月某日、平穏だった日々は一変する。日本兵の隠れ場を狙い撃った米軍の襲撃。多くの仲間を失った長い1日を生き延びた田丸らは、再び日常を取り戻すべく、立て直しを図る。そして迎えた同年8月15日。日本という国≠ヘ戦争を終えた。では、ペリリュー島で生き残った兵士の戦争≠ヘ――!? 来るはずのない反攻の日。その日を待ちながら、生きる。
戦場で過ごした若者たちの青春=\―真実の記録。

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Book Meter Reviews

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  • yoshida

    玉砕の島、ペリリュー。生き残った田丸等は米軍占領地に潜入し物資を調達し糊口を凌ぐ。沖縄からの軍属達も合流し、彼等の潜伏していた洞窟に潜む。米軍の北上により田丸等は比較的平穏な日々を得る。しかし、それは時を同じくして米軍に国土が、将兵が、一般市民が蹂躙されていた。そして大東亜戦争の敗戦も知らず、田丸等は潜伏を続ける。米軍に発見される恐れがあり、戦友の遺体を埋葬出来ない悲しさ。まさに、ペリリュー島全体が日本軍の墓場と化した。泉の性癖を描く必要があるか疑問である。生き残った日本兵は、いつ故郷に帰れるのだろうか。

  • ゆいまある

    島田少尉を想いながら死んだ、ゲイの泉くん。顔のない亡骸と再会した島田さんだが、顔がなくなっていても泉くんだと分かる。その場面で泣いちゃった。蒸し暑いペリリューを思い出しながら読む。島全体が墓場。こんな若い子達が死線を潜らなきゃいけないってどういうことよ。戦闘は下火。軍属で働いていた沖縄の人達(軍人ではない)と合流し、眠る場所を確保する。いよいよ終戦。でもペリリューに残された軍人たちはそれを知らない。

  • 荒野の狼

    48-55話を収録。第6巻の続き。6巻の中心人物であった泉一等兵とその上官の島田少尉の関りが7巻で明瞭になるので、二巻続けて読みたい。昭和20年6月の沖縄戦(崖から投身自殺する母娘、広島・長崎原爆、玉音放送と敗戦が描かれ話は展開をみせる。物資を盗むために忍び込んだ米軍陣地には女性がいたり映画が上映されていたりと、潜伏を続ける日本兵とは雲泥の差。

  • こも 旧柏バカ一代

    潜伏してたら終戦になってた。。 最後の方は米軍基地に堂々と潜入したりしてアメリカ軍も緩んでるから出来た芸当なのかもな・・・ 終戦になって潜伏して1年、、、知らないんだ。。

  • り こ む ん

    必死で生き残りながら、きもしない反攻のその日を待ち構える田丸たち。祖国では大空襲、沖縄陥落、原爆投下、終戦…なにも知らない…知るすべかない。彼らは待ち、準備する…見捨てられた、忘れられた墓場。もう…終わってるんだよ。待っても来ないんだよ。と伝えたい…伝えて、あたたかいご飯。ぽかぽかお風呂。ふんわりお布団でゆっくりおやすみ。また明日。と笑顔でなに不自由なく眠れる時を…と願う。でも、終わらない。戦争は終わらない。生きている限り、生き残ったものは背負い続ける…その話はずっと後の事だろうけれど…

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