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ペリリュー -楽園のゲルニカ-6 ヤングアニマルコミックス

武田一義

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784592162162
ISBN 10 : 4592162161
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yoshida

    戦争の狂気、悲惨さを描いた作品。玉砕の島ペリリュー。この島で起きたことを伝え、戦争の虚しさを訴える。戦争映画もドラマもみなくなった現在において、柔らかい絵柄で戦渦を描くこの作品は貴重だろう。米軍の火炎放射機の酷さ、日本兵の金歯を「ゴールド・ラッシュ」と言い漁る米兵の野蛮さ、極限まで飢えた日本兵の人肉食、空襲の恐怖。様々な戦地で同様のことが起きた。これらは文明が発達した20世紀に現実に起きた野蛮な現実なのだ。そして21世紀になっても世界から戦火は消えない。世界から戦火をなくすことは、我々の重い課題である。

  • ゆいまある

    5巻までペリリュー沖で再読した。辛かった。帰国してこちら。玉砕後もペリリューでは戦闘が続く。生き埋めにされたものは仲間の死体を食べて生き抜く(埋められた人結構多かったのね。むごすぎる)。とっくに食料も水も尽きているので、米軍から盗んで生きるしかない。当然米軍もそのままにはしておけないので、日本兵は大量に殺される。水さえ飲めずに死んでいった一人一人が丁寧に描かれる。

  • かっぱ

    アメリカ軍の日本兵生き残り掃討作戦が開始される。米兵による火炎放射器の使用、遺体の口を裂いて金歯を取り出すなど残酷な描写が目立つ。ただ殺されるのを待っているだけとしか思えないような状況になってきた。東京大空襲の翌日〜翌々日まで茨城県で焼けた紙や煤が空から降って来たそう。

  • こも 旧柏バカ一代

    地獄だよ。アメリカでもない、日本でもない土地で現地の人を追い出して殺し合い。いや、この巻だと掃討戦になってるな。人命を優先するアメリカと、人命より作戦を優先する日本の差がはっきりと出てる。

  • アーちゃん

    発売日に購入して、そのまま積読しておいた6巻は、田丸の両親が水戸で空襲に遭うシーンから始まり、米軍の掃討作戦に終わります。これまでの巻で、悲惨なシーンに慣れてしまったのか、淡々と読み終わりました。舞台が昭和20年3月なので、あと少しだとは思いますが、話し言葉が現代の「ら抜き言葉」になっているところがあり惜しい。「食べれてる」「逃げれない」は当時の言葉ではありません。せっかく絵が良いのだから、できるだけ当時の言葉遣いを使用して欲しい。これは作者というより編集のチェックミスだと思います。次巻に期待。

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