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ペリリュー -楽園のゲルニカ-4 ヤングアニマルコミックス

武田一義

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784592141907
ISBN 10 : 4592141903
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昭和19年11月24日、本部玉砕――。米軍が上陸を開始して、2か月半後、ペリリュー島における組織的な戦闘は終わりを告げる。しかし、田丸ら生き残った日本兵の多くは、その事実を知る由もなく、水と食糧を求め戦場を彷徨っていた。限界を超えた「空腹」は、兵士を動くことすら面倒にさせ、思考力を容赦なく奪う。そんな中、幕を開ける米軍による「大掃討戦」――。極度の空腹と疲労に苛まれ、意識が朦朧した状態で、田丸が見た日米どちらの兵でもない人間とは――!? 生と死が限りなく近くにある戦場で、日常に抗い生きた若者の「生命」の記録。第46回日本漫画家協会賞優秀賞受賞作!!
2018年2月刊。

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Book Meter Reviews

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  • yoshida

    玉砕の島ペリリュー。既に日本軍は壊滅し組織的な反攻は不可能。危うく命を繋いだ兵達が、それぞれに島を彷徨する。その日を生きる為に備蓄された食料を探すもの。一人でも多くの米兵を倒す軍命の為に、壕から壕へ移り戦闘を続けるもの。圧倒的な物量を誇る米軍は壕への背乗りも始め日本軍の生き残りは命尽きてゆく。米軍キャンプのおびただしい墓標により米軍の出血も描く。日米双方の残酷さと哀しさを描くことにより、戦争の虚しさが切実に伝わる。パラオ諸島の島民の哀しさも描かれる。生まれた島が戦災により焦土となる。何と理不尽なことか。

  • ゆいまある

    玉砕後。玉砕したからと言って、攻撃が止む訳でも、帰国できる訳ではない。飢えに苦しみ、意識も朦朧とし、周囲は餓死していく。自分の子供と変わらない年の兵隊達が殺し合いの真ん中にいる残酷さ。ペリリューでは今日、米軍の飛行機が何か落としていった(インスタで見た。この内容と被ってドキっとした)。中身はクリスマスプレゼント。日本からのものもあったらしい。色んな国の人達が今は平和に暮らしている。

  • 食料を求め、飢えと闘いながら米軍とも戦い、昼夜関係なく空襲にさらされ惰性で足が動いているけれど目も見えづらく、立ち止まれば死んでしまうような極限の状態で、仲間割れをしながら田丸とよしきくんは奇跡的に生き残っているわけだけれども、ここまでの状況に置かれたら、死んだ方が良いと思って他の仲間みたいに自決する道を選ぶのもわかる気がします。最後に実際に話を伺った方のことも描かれており本当に心から元軍人の方には長く生きてほしいと思いました。

  • り こ む ん

    玉砕。組織が完全に崩壊。完全に個人戦となる。人が理性を保てる環境は過ぎ去り、正義も卑怯も何もなく、生存本能に従うと仲間が邪魔さえなる。辛いもなにも壊れ始めた精神状態であれは、優先されるのは体の生命維持だ。国を守ろうとして国に見捨てられた兵士がどう死を迎え、どう生き抜いたかをしっかりと受け止めていきたい。

  • ★YUKA★

    読友さんの感想で知った作品。恥ずかしながら、ペリリュー島の事をこの本を読んで知りました。

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