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法隆寺の謎を解く

武沢秀一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480062604
ISBN 10 : 4480062602
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2006
Japan

Content Description

法隆寺はなぜ、誰によって、どう建てられたか。仏教やヒンズー教などのインドの宗教建築を踏査してきた著者が、回廊の構造や伽藍の配置などから古代世界を読み解く、空間的な出来事による「日本」発見。

【著者紹介】
武沢秀一 : 1947年生まれ。1971年、東京大学工学部建築学科卒業。同大学院工学系研究科修士課程(建築学専攻)を中退し、東京大学工学部助手(建築学科)。その後、設計事務所を主宰し、東京大学、法政大学などで講師を兼任。現在は東北文化学園大学大学院教授。博士(工学)、一級建築士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • moonanddai

    久しぶりで法隆寺のおさらいでも…、と読んだのですが、ちと驚き。創建法隆寺(鵤寺)と再建法隆寺とは時代が重なっていると…。つまり再建法隆寺の金堂ができた後、創建法隆寺が焼失したと…。建築家から見た法隆寺を書いているので、淡々としていますが、読んでる方としては驚きです。つまり金堂に使われている天井板は、創建法隆寺焼失前に切り出されたもので、それ以前から再建(この本では新創建と呼んでいます)構想があり、それは山背山背大兄王を死に追いやった後ろめたさから「聖徳」崇拝を高めようという意図からであると…。なるほど。

  • slider129

    法隆寺にまつわる謎の一つの中門の真ん中にある柱について、建築的観点とインド仏教のしきたりを交えて紐解いてくれる。お寺を巡るに当たって参考になることが多く、これからは違った鑑賞の仕方が出来そう。四天王寺の南大門より西門が何故”正門”なのかもわかり、目から鱗が落ちた。

  • 建築学の視点から「法隆寺」を再考しようとする本。聖徳太子と同様に謎の多い木造建築だが、謎を謎にしているのは今までの歴史学が積み上げてきた固定観念に責任があり、だからこそ仏教や大陸の建築を鑑みることで、観念を一旦ゼロにする必要があるのだろう。ここに法隆寺の真実像が完成したとは言い切れないが、仏教のコスモロジーを建築に持ち込んだ「法隆寺」の歴史を辿っていくと、ここからまた新たな古代史観が獲得され、鑑賞の楽しみもより深まる筈だ。

  • いりあ

    建築家 武澤秀一氏が法隆寺について論じた2006年の著作。現存する世界最古の木造建築物群として世界遺産にも登録されている法隆寺については、梅原猛氏の「隠された十字架」や再建か非再建か、聖徳太子の存在など多くの歴史学者らが色々な説を発表していますが、謎が謎を生む結果になっています。本書では、建築家としての観点から、それらの謎に挑戦しています。こういうちょっと違う視点から物事を再度見直すというのは必要なことだと感じました。やはり歴史はロマンです。あぁ、法隆寺に行きたい。

  • 京橋ハナコ

    面白かった。ドラマを望むなら「隠された十字架」だろうけど、納得させられるところも多い。

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