Product Details
ISBN 10 : 456976391X
Content Description
古代の農耕は、雨の多い熱帯ではなく、乾燥地域のオアシスで盛んだった。実は雨の多い地域では、雑草や樹木の成長が活発なため、大木を切って農地を開発し、作物だけを育成することは難しいのだ。反対に乾燥地域は、水さえ確保できれば、容易に作物を育てることができる。本書は、このような世界史における地政学的な謎を解くもの。学校では教えてくれない生の世界史がわかる!
目次 : 第1章 なぜ乾燥地にあるシルクロードが東西交易路として栄えたのか/ 第2章 なぜモンゴルは短期間でユーラシア大陸の大半を支配できたのか/ 第3章 穀物がほとんど採れないギリシアで、なぜ古代文明が興ったのか/ 第4章 イスラム教はなぜ、インドや東南アジアまで急速に広まったのか/ 第5章 なぜインドの南方には有力な政権が生まれなかったのか/ 第6章 なぜ中国王朝は南北に分かれることが多いのか/ 第7章 なぜ辺境の四川が、前漢の劉邦や蜀の劉備の本拠地になったのか/ 第8章 なぜ朝鮮半島には、七世紀末まで統一国家が生まれなかったのか/ 第9章 森林に覆われた西ヨーロッパがなぜ十一世紀以後急速に発展したのか/ 第10章 なぜ超高地のアンデスに文明が生まれたのか/ 第11章 アメリカ西部が十九世紀に意欲的に開拓されたのはなぜか/ 終章 地形からみえてくる世界史の流れ
【著者紹介】
武光誠 : 1950年、山口県防府市生まれ。1979年、東京大学大学院国史学博士課程を修了。文学博士。現在、明治学院大学教授。日本古代史を専攻し、歴史哲学的視野を用いた日本の思想・文化の研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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かわうそ
読了日:2022/02/16
金吾
読了日:2025/06/11
RED FOX
読了日:2018/01/28
うえ
読了日:2016/04/07
Satoshi
読了日:2017/03/12
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