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宝づくし 出直し神社たね銭貸し 時代小説文庫

櫻部由美子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758445627
ISBN 10 : 4758445621
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

神無月の朝、“出直し神社”の社殿にお蔵茶屋“くら姫”の女主人・お妙が座っていた。たね銭八両の倍返しに訪れたのだ。お妙は神社の守り人・うしろ戸の婆に、江戸中の菓子屋に「宝尽くし」の題に因んだ菓子を競わせる催しを計画中だと話した。神社の手伝いの娘・おけいは、その華やかな計画に胸躍らせる。そんなおけいに今回婆が与えた使命は、同心・丑之助の恩師の未亡人・房江の世話に赴いて「宝さがし」をすること。おけいが探すべき宝とは?そして菓子の競い合いの行方は!?抜群の読み応えで大好評、シリーズ第四作。

【著者紹介】
櫻部由美子 : 大阪府大阪市生まれ。銀行員、鍼灸師などを経て、2015年に『シンデレラの告白』で第7回角川春樹小説賞を受賞。2021年、『くら姫 出直し神社たね銭貸し』で第10回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろし新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • タイ子

    父親の敵と思って生きてきて今目の前にその敵が野垂れ死にしそうになっていたら…。彼女はほおっておかなかった。家に連れ帰り看病した、挙句敵は元気になった。そして、彼女は全ての真実を聞くことに。その彼女とは「出直し神社」の巫女・おけいの知り合い、菓子屋のおしの。今作はおしのを中心に人が話が繋がっていく作品。行方不明の息子と会えぬまま息絶えた母の元に残されたのは実直な孫と一振りの宝刀。野垂れ死に間際の老爺の正体とお家乗っ取り作戦のエグイ母娘の実態。出直し神社のお婆の振り出すたね銭の意味に涙。優しさ溢れる第4弾。

  • 真理そら

    シリーズ当初からおけいちゃんを若いころの宮崎あおいちゃんのイメージで読んでいるので、毎回軽く失恋するおけいちゃんに納得がいかない。今回の相手はおけいちゃんが勘違いしても仕方がないような行動をしてるのがあんまりだよねえ、おけいちゃん頑張れ!

  • onasu

    出直し神社の4巻目。17歳の割にちっさい巫女さん姿のおけいは、気難しい婆様の世話を頼まれて長屋に泊まり込むが、例によって、うしろ戸の婆から言いつかったことが。  これがまた難題ながら、他の者には見えない閑古鳥に導かれて千住宿へ向かうと糸口が。また話しは初巻でおけいも手伝い、今では評判の茶屋になった「くら姫」で、来年の菓子を決める菓子合わせも合わさって…。  二心なく動くおけいの姿はいいし、お妙さまを始めとした既出、新規の面々も好演で続編が待ち遠しいが、当初のうしろ戸の婆に言いつかって向かう姿も懐かしいな。

  • さくさくと♪温かい空気です^ ^和菓子を買いに行きましょう。

  • onasu

    出直し神社の4巻目は、気難しい年寄りの看病はあるは、のっけから登場のお妙のお蔵茶屋も主な舞台になるし、狂骨先生も要所で登場と、これまでの主だった面々総ざらいの配役。  中身の方もタイトルの「宝探し」に始まって、それを引きづりつつも、お蔵茶屋での菓子合わせに駒を進めていくが、それもスムーズな流れで、且つ新たな登場人物もはめ込んでいる。  再読なんで、細部のそうだったっけ!が楽しみで、おけいの仄かな恋心は忘れていたが、千住宿で飛び込みでの活躍とか、そうそう!て方が多く、近日刊の続編がより楽しみになりました。

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