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誰も知らない松本清張

櫻井秀勲

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784866630984
ISBN 10 : 4866630981
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2019
Japan

Content Description

一通の手紙が運命を変えた!最初の担当編集者が見た大作家の素顔。日本文学の巨人の軌跡。巻末に年表、初出がわかる「小説作品リスト」収録。

目次 : 第1章 松本清張先生に出会うまで(よみがえる清張さんとの思い出/ 清張さんとの再会を果たす ほか)/ 第2章 作家、松本清張の誕生(月刊「面白倶楽部」編集部/ 一通の手紙が運命を変える ほか)/ 第3章 作品はどのようにして書かれたか(運命の一九五三年を振り返る/ 最後はユーモア小説を書くのが夢だった ほか)/ 第4章 作家の苦悩と喜び(作家と編集者の力関係/ 小説は面白くなければならない ほか)/ 第5章 人間、松本清張の素顔(作家、松本清張の学歴と教養/ 「四十年間働こう」という約束 ほか)

【著者紹介】
櫻井秀勲 : 1931年、東京生まれ。東京外国語大学を卒業後、光文社に入社、大衆小説誌「面白倶楽部」に配属。31歳で女性週刊誌「女性自身」の編集長に抜擢され、毎週100万部発行の人気週刊誌に育て上げた。55歳での独立を機に、『女がわからないでメシが食えるか』で作家デビュー。以来、著作は210冊を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 旗本多忙

    僕には好きで好きでたまらん作家の松本清張だ。日本が誇る大作家だと僕は思っている。存命中は単なる有名作家くらいだろうと作品にも差程興味はなかった。清張に関する研究本は数多出ているが「東京に出たいが不安なんだよ」と著者桜井氏とのやり取りの手紙にある。43歳で作家業、桜井氏は22歳で光文社に入社ホヤホヤ。五味康祐と清張は芥川賞を受賞する。清張が唯一見せた書斎の中、桜井氏しか知らない清張の書斎をつぶさに書き上げている。清張ファンにはたまらない1冊でありましょう。作品リストが附されていて、また食指が伸びそうだ。

  • なるうお

    そんな時代もあったんだなぁとしみじみと読める。

  • パトラッシュ

    松本清張の作品論は多いが、清張個人を知る手がかりは乏しい。しかも70年近く前の文壇登場時となると語れる人もいないと思っていたら当時を知る元編集者の証言が現れた。来年で90歳とは思えないしっかりした記憶と筆で、意地っ張りで負けず嫌いのくせに臆病なデビュー直後の清張の姿を甦らせる。占領期が終わり出版界も活気にあふれていた頃に登場した「売れる作家」と編集者の関係も面白いし、書斎のじゅうたんが西瓜の汁だらけとは笑うしかない。学生時代に太宰らしき作家と出会ったことといい著者は文学と不可思議な縁で結ばれているようだ。

  • kaharada

    担当編集者さんが書いた松本清張。 一度に3つ、覚えなさい ー あの知識量はこの考え方からくるんだなあ。すごい。 20歳も年下の編集者と、駆け出しの作家っていう組み合わせが面白い。 作品を書くより前に、人に話して反応をみて、その後に作品を描いていくというやり方を、新聞社にいた時からやっていたという点。これってすごいと思った。自分の創作に対して人の反応を直接見るって強い。

  • ユウユウ

    松本清張のすごさ

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