Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• たまご

  読了日：2024/05/07

  上司のオススメ。「聞く」と「聴く」の違い。一見言葉遊びのような話だがこれがなかなか面白い。人が話す言葉には全て「発言者本人」にとっての肯定的な意図があり、聞き手側の前提やバイアスを持った状態で聞いても相手の本心に寄り添うことはできない…とのこと。言わんとすることはわかるものの「じゃあ、明日から聞く→聴くにしよう」でサクッと切り替えられるものでもない。が、習得できたら人付き合いがうまくいきそうな気はする。自分は聞けているが聴けてはいなかったなぁ、つまり相手に心から寄り添えていなかったということか…難しい

• ひろみ

  読了日：2025/05/12

  私にとってこの本が実際的に感じたのは、「聴く」ことと「伝える」ことのそれぞれの方法だけでなく、その配分や使い分けを考えている点だった。傾聴が大切な場面と、ただ伝えれば良い場面をどうやって分けるのか。当たり前のことかもしれないけれど、カウンセリングの勉強をしていた時、その内容が「聴く」に偏っている気がして仕方なかったのだ。　そして忘れてはならないのは、状況によらず、人が「肯定的意図」を持っているものとして話を聞く。相手も自分も。　手元に置きたくなって、図書館返却後に購入しました。

• ta_chanko

  読了日：2024/01/31

  「聴く」とはwitoutジャッジメントで耳を傾けること。まずは相手と自分の「肯定的意図」を信じる。そして非言語スキルを高め「心理的安全性」を確保する。そのうえで言語スキルを高める。展開→具体化→抽象化→俯瞰。ちゃんと聴くことで、他者理解を深める。前提として自己理解を深めることや自身のコンディションを高めることも大切。まずは利害関係が薄い相手の話を聴くところから。身近な人との会話は、感情的になりやすくて難しい。相手を否定（ジャッジ）する言葉は、その言葉が強く印象に残り、かえってその発生頻度を高めてしまう。

• 友蔵

  読了日：2025/08/10

  ジャッジ、無意識のうちにしてしまうんだよなぁ。でも、聴いて初めて見えてくるものがあるからなぁ。。

• しゅー

  読了日：2025/10/20

  ★★★★おお、地味だけど良書だ！本山裕輔さん、ありがとう（Xで紹介を見たのだ）。一般的に、傾聴に関する書籍や研修は精神論になりがちだし、質問術の本は小手先のテクニックや小ネタに走りがちだ（あくまでも個人の感想です）。その点、本書は「人間とはどういう存在か？」と言う認識をもとに議論が進むので、類書に比べてとても深い。１つ１つは研修や書籍で触れたことのある話（アドラー、NLPなどなど）が多いのだが、ゴリゴリに体系化されていて説得力が増し増しなんである。久しぶりに図書館本を読んですぐに書店に走りたくなりました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します