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小戸森さんちはこの坂道の上 角川文庫

櫻いいよ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041129524
ISBN 10 : 4041129524
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

29歳のデザイナー・小戸森乃々香は、福井の海沿いの町、急勾配の坂の上に建つ祖母宅の管理を頼まれ、思い切って引っ越した。この町には、昔住んでいた。「不倫の子」だなんだと嫌なことを言われまくって、いい思い出はないけれど。心機一転、新生活を始めた矢先、幼馴染の清志郎がふたりの子どもを連れてやってきた!しかも調理担当の友人・漸も加わり、謎の同居生活が始まってしまう。乃々香は大いに困惑し振り回されるが―!?

【著者紹介】
櫻いいよ : 2012年に『君が落とした青空』(スターツ出版)でデビューし大ヒット(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やすらぎ

    主人公の葛藤。独りに慣れてしまったからなの。感情表現ができない。美しい料理ほど美味しさを伝えることが難しいから。いくら掻きむしっても少しも掴み取ることができないこの気持ち。自分のことなのに。陰口や嫌み、人生の型が交錯した中で誰しも苦しむ。傍観。塞ぎ込んだ扉を強制的にこじ開けられてしまった、突然の再会。躊躇。今なぜ巡り合ってしまったの。人生は長いようで短いけど、答えが出ないときもある。なかなか笑顔になれない小説だけど、どんなに長い間苦しんでいても、いつかきっと心許せる人に会えるはず。そう信じて本を閉じたい。

  • 真理そら

    福井の田舎の坂の上にある祖母の家で1年間留守番をする事になったフリーデザイナーの乃々香。ところが幼馴染の清志郎が二人の子供を連れてきて、さらに清志郎の友達の漸が食事担当として同居することに。他人同士の疑似家族モノは好きだが…うーん。登場する人物がすべて無神経なように見えて個人的には魅力を感じることができない。

  • Koji Eguchi

    初櫻、★★★。小さい頃から不倫の子と言われ辛い思いを重ねた乃々香は清志郎に救われたが彼は突然海外に。祖母の留守番で久しぶりに田舎に戻った乃々香の前に二人の子供を連れ十数年ぶりに姿を表す。漸さんも含め奇妙な共同生活が始まる。歩空くん寧音ちゃんは可愛く漸さんは冷静マン。で共同生活はいい感じに。祖母の彼氏と名乗る老人や子供を返せと迫るその祖父母をも懐柔する。子供の意見を聞くことや、思いをはっきり言うことはやはり大事。それにしても他人の意見を聞かず頭ごなしに怒ったり、他人を見下す態度はどうよ。何か最後はスッキリ。

  • よっち

    福井の祖母宅管理を頼まれ、思い切って引っ越したフリーデザイナーの小戸森乃々香。心機一転一人暮らしを満喫しようと思った矢先、幼馴染の清志郎が二人の子どもを連れて家にやってくる大人の青春物語。不倫の子と言われあまりいい思い出もなかった街で、なし崩し的に始まった因縁の初恋の人たちとの同居生活。料理担当として一緒に住むようになった漸の存在。祖母の恋人や子供の祖父母など訪れる人たちは騒がしい人たちばかりで、ストレスフリーとは程遠い日々に巻き込まれながら、でもそれも悪くないと思えるその心境の変化が印象的な物語でした。

  • なみ

    坂道の上にある家の管理を祖母に頼まれたデザイナーの乃々香だったが、なぜか、2人の子どもを連れた幼馴染である清志郎と同居することに。 登場人物がみんな素敵でした。 善人、悪人という枠に当てはまることなく、それぞれに人間らしさが感じられました。 最初はあまり良い印象がなかった人のことを、いつの間にか好きになってたりもしました。 善い部分も悪い部分もあるからこそ、乃々香たちのことが一段と愛おしく思えてきます。 4話目のラストの清志郎と、5話目のラストの漸の、乃々香に抱く気持ちが見えるシーンが大好きです!

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