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ISBN 10 : 4000615106
Content Description
「この世ならざるもの」を招き寄せ、日常を異化し、聖化する。“かざる”という営みには、私たちの心をざわめかせる不穏な力がそなわっている。帯が放つ霊威、一条の紐が湛える無限の創造性、神に献じられる造り花の色の鮮麗。あるいは、空間を荘厳する香り、聖なる時空を現出させる音、水のもつ生命力を引き出す懐石の味―美術・工芸はもちろん、ありとある領域に分け入り、“かざり”の術式を闡明する。
目次 : 組紐―はじまりの紐/ 座敷飾り―かざる方程式/ 供花神饌―聖なる奇観/ 紅―赤の蕩尽/ 香木―見ることも書くことも叶わぬかざり/ 鼈甲―鼈甲は眼で舐めろ/ 帯―神々を招く帯/ 茶室―黄金の仮想現実/ 薩摩切子―ガラスの剛毅/ 変化朝顔―奇想の花/ 結髪―髪を制するかたち/ 料紙装飾―光ふる紙/ 表装―再創造としての表装/ 刀剣―武士の魂は「おかざり」か?/ 音―音の祭り/ 螺鈿―本質としての表層/ 水引折形―水引に張りるめる力/ ガラス―光を封じたグラス/ 和食―懐石にしぶく徴/ かざる日本―かざりの働き
【著者紹介】
橋本麻里 : 日本美術を主な領域とするライター、エディター、公益財団法人永青文庫副館長。金沢工業大学客員教授。神奈川県生まれ。国際基督教大学卒業。新聞・雑誌等への寄稿のほか、NHKの美術番組などを中心に、日本美術の楽しく、わかりやすい解説に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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六点
読了日:2023/04/20
アキ
読了日:2022/01/14
yamahiko
読了日:2022/05/26
ゆう
読了日:2022/02/15
Francis
読了日:2022/01/15
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