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食べることをどう考えるのか 現代を生きる食の倫理

橋本直樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784811905242
ISBN 10 : 4811905245
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : はじめに 食べることをどう考えるのか/ 第1部 食べることを工夫して人類は進歩した―それは料理をすることから始まった/ 第2部 食の在り方から社会の成り立ちを考える―米作民族と牧畜民族の思想を比較する/ 第3部 食べることをどのように考えて来たのか―節食の思想から美食の思想へ/ 第4部 現在の食生活をどのように考えるか―豊かな食生活を持続させるために/ 終わりに あなたは何を考えて食べていますか

【著者紹介】
橋本直樹 : 京都大学農学部農芸化学科卒業。農学博士。技術士(経営工学)。キリンビール(株)開発科学研究所長、ビール工場長を歴任して常務取締役で退任。(株)紀文食品顧問。帝京平成大学教授(栄養学、食文化学)。食の社会学研究会代表。著書も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 7a

    情報量が多く読むのに時間が掛かったがとても面白かった。原始人類は食の変化で進化したということ、食べ物を求めて移住するより定置で製造した方が効率が良いから国が出来たこと、優しい自然に恵まれた日本は農耕に向いていたから生活に根ざした神様が崇拝されるようになったことなど、食が社会を作ってきたことを教えてくれる。宗教上の食の禁忌は実は生活に即したものであったというのも興味深い。そして現在の飽食の危機へと話を繋げていくが、ゲルマンディー(大食・美食)を始めとした食べることそのものに対する意味を失っている現代を嘆く

  • 午後

    人類は火を使うようになって消化・咀嚼にかかる時間が劇的に短縮され、脳の容積が増えたという話からはじまり、世界の国々の気候と食べもの、思考形態の違いや、ベジタリアニズム、茶の湯について、民衆の食事、貴族の食事など過去の食のあり方を振り返り、現代日本が抱える食の安全や自給率の低下、肥満の増加、食の外注化、個食や孤食などの問題点を挙げている。情報量が多いわりにわかりやすいが、やや噛み砕かれ過ぎていて、食の倫理に興味を持つための入門書といった感じ。

  • y

    題名の問いに答えるのは、なかなか難しいのですが、個々の取り組みだけではどうしようもない問題だと思いました。 食に関する歴史的考察が面白く、特に宗教による食の禁忌の解説が興味深かったです。

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