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絵本徒然草 上

橋本治 / 田中靖夫

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309407470
ISBN 10 : 4309407471
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

名づけて「退屈ノート」。退屈で退屈でしょーがないから、心に浮かんでくるどーでもいいことをタラタラ書きつけてると、ワケ分かんない内にアブナクなって…退屈だからこそ見えてくる時代と人生の真実。古典の定番をこれ以上なく分かり易く鋭く現代に甦らせる、天才橋本治と鬼才田中靖夫による新古典絵巻の上巻。

目次 : 青年篇(つれづれなるままに/ いでやこの世に生れては/ よろづにいみじくとも/ 後の世のこと ほか)/ 坊主篇(手のわろき人の/ 久しく訪れぬころ/ ある人、法然上人に/ 因幡国に何の入道とかやいふ者の娘 ほか)

【著者紹介】
橋本治 : 1948年、東京生まれ。東大文学部卒業。『桃尻娘』で作家としてデビュー

田中靖夫 : 1941年、茨城県生まれ。桑沢デザイン研究所卒業後、カーデザイナーを経てイラストレーターとして独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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今、著者橋本治の代表作「窯変源氏物語」を...

投稿日:2021/05/11 (火)

今、著者橋本治の代表作「窯変源氏物語」を読んでいる最中である。著者のイメージからすると、原典からそれた、かなり著者本位で書かれた本のようにも思わている。私もそう思っていたが、それは大違い。ここには作家でいて最高の国文学者橋本治のすべてが凝縮されている。

西口まる さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    序段から第59段まで。ザ・退屈ノートというに相応しく、面白かったです。原文、訳文、註とあるので、雰囲気が感覚的に捉えられます。毒っ気のある現代語訳が笑えます。青年篇、坊主篇と区分して、くだけた語りは全体的にゆるさを感じますが、そこがいい。下巻も読みます。

  • rors(セナ)

    徒然草の原文、現代語訳、註と段落ごとに書かれているのでわかりやすい。特に註は大ボリューム!橋本節が炸裂する。この時代にとても詳しくなれて、しかもとても面白い。本を読む事について書かれた第十三、十四段の註が好き。…しかし700年前の人も同じようなことで悩んだり愚痴ったり説教したりでおかしい。生きているとなんだかんだ色々あるけれど、基本的に人間ってずっと同じようなことを考えているな!桃尻語訳枕草子を読んだ時も感じた。古典はほんと良い。

  • 犬養三千代

    原文も句読点、カギ括弧ありで読みやすい。兼好法師が現代に蘇った! 絵もゆるゆるで微笑ましく、下巻が待ち遠しい。 橋本治、早死が惜しい。 しかし、徒然草をこのように読み通すことができたのは橋本治さんのおかげだな。

  • ご〜ちゃん

    この本の特色は、何と言っても註だ。卜部兼好(兼好法師)になりきって書かれた、橋本治さんの文章が面白い。どんどん脱線していって、どこまで行くのだろうと思うところから、元の場所に戻って説明していく、くどい文章が面白い。絵も味わい深い。

  • 吉田裕子

    『枕草子』の桃尻誤訳でも知られる著者による、徒然草の各章段の原文+口語訳+註(解説)の本。口語訳はいきいきとして読みやすいのですが、結構砕けた(かつイキった)オジサン口調なので、だいぶ好みは分かれそうかな……。註は、兼好がこんな風に考えたのは何故なのか、を著者なりに想像して語ったもの。単なる現代語訳に飽き足らず、心理を大いに補った『窯変源氏物語』全14巻をものした彼らしく、註がとにかく長いです(笑)

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