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新しいリベラル 大規模調査から見えてきた「隠れた多数派」 ちくま新書

橋本努

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480076922
ISBN 10 : 4480076921
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

これまで見落とされてきた「新しいリベラル」層。すべての人の成長を支援する社会的投資国家を支持するこの層の存在を初めて明らかにし、全体像と可能性を示す!

【著者紹介】
橋本努 : 1967年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。現在、北海道大学大学院経済学研究科教授。シノドス国際社会動向研究所所長。社会経済学、社会哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    7000人を対象とする社会調査から浮かび上がってきた日本の「新しいリベラル」と言いうる人々。その実像と可能性を明らかにする1冊。これまでのリベラルが人々の支持を失い、リベラルな価値が保守に取り込まれ勢いを失いつつある中、見えにくくなった従来のリベラルの存在。旧リベラルの流れや思想を改めて明らかにしていく一方で、台頭してきた再分配ではなく社会的投資型の社会福祉政策を期待して戦後民主主義にコミットしない、子育て世代を中心としたグループの影響力は確かに興味深かったですが、割合は従来型の説明がやや多かったですね。

  • まゆまゆ

    政治的思想で保守の対極とされたリベラル思想がかつてのリベラルとは異なることを紹介していく内容。リベラル派が支持しているとされたかつての民主党は、立憲民主党になってやや保守的になり、自民党も福祉政策を積極的に取り入れるようになったことで、いわゆる左と右から両党とも中道に寄りつつある。弱者支援ではなく成長支援、老人福祉ではなく児童福祉へと変遷している、と。

  • msykst

    再分配から投資にリベラルの軸を転換する、という話かと。現状では、リベラルを定義しようとする時、「保守に対する対抗」以上の積極的な意味づけができていない。しかし世の中には、既存の政治言説が捕捉できていない「新しいリベラル」と呼ぶべき層が存在しているのであり、それを可視化し、分析し、あわよくば組織化しようという試みだと思った。既存の政治的な対抗軸において、なぜリベラルの受け皿になる政党がないのか(というかなぜリベラル政党が負け続けるのか)という分析は面白かったし、自民党ってやっぱ政治巧いんだなと普通に思った。

  • 羊山羊

    最初に言っておくが、「何らかの結論」をこの本に求めてはいけない。何に配慮してるのか知らないが、結論は茫洋としていて実にグダグダである。そのうえで、本著は、日本に今現れていると主張する、社会的投資国家を支持する「新しいリベラル層」を大規模アンケートを用いて浮彫にしてゆく。以前読んだ「新しい階級社会」より、こっちの方が実状に沿っている部分は大きいのではないかと思う。本著の注目すべき点は、保守VSリベラルで必ず語られる、民主主義などの政治的立ち位置について、「新しいリベラル」は無関心な人が多い、ということだ。→

  • 呼戯人

    20年前くらいに流行った第三の道を主導したアンソニー・ギデンスなどを思想的リーダーにした社会的投資国家の価値観を受け継いだ新しいリベラルが広がりを見せているという分析を大規模な社会的調査をもとに主張した本。それが、イギリスだけではなく、日本でも大きな塊として現れてきているという分析。それは子育て世代 共働き世代 シングルマザーなどに共通してみられる価値観で、経済成長というよりは、人的投資 未来世代への投資として、人の成長をどのようにサポートするかという価値観に貫かれた態度である。

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