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他者 としてのカニバリズム

橋本一径

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801004184
ISBN 10 : 4801004180
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

近代西洋が発見し、また目を背けようとしてきたカニバリズムは、一方で並々ならぬ耳目を集めてきた。しかし、問題は人肉を口にするかどうかなのだろうか。文明批判、自我の変容、倫理と禁忌、そしてテクノロジーの観点からいま一度問い直す。

目次 : 第1章 「食らう」芸術―“食人”の思想と近代ブラジル芸術/ 第2章 南方熊楠のカニバリズム―モースの大森貝塚からロンドンへ/ 第3章 道徳とサスペンスのあいだで―ジュール・ヴェルヌ作品におけるカニバリズム/ 第4章 声とまなざし―大岡昇平『野火』における食人の意味/ 第5章 戦後文学のおわりと不穏な時代のはじまりについて/ 第6章 殺さずに食べること、あるいは新たなるカニバリズム―培養肉をめぐって

【著者紹介】
橋本一径 : 1974年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、早稲田大学教授。専攻、表象文化論

都留ドゥヴォー恵美里 : 1984年、京都府生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専攻、近代ブラジル美術史

志村真幸 : 1977年、神奈川県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、慶應義塾大学非常勤講師。専攻、南方熊楠研究

フォルカー・デース : 1964年、ブレーメン生まれ。ゲッティンゲン大学、ナント大学で文学・美術史を学ぶ。ジュール・ヴェルヌ協会会報編集長、ジュール・ヴェルヌ国際センター会員

倉数茂 : 1969年、兵庫県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。小説家。東海大学准教授。専攻、日本近代文学

木村朗子 : 1968年、神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、津田塾大学教授。専攻、日本文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • matsu

    カニバリズムについて、文化的な観点から論じた一冊。大森貝塚におけるカニバリズムの証拠の真偽から、南方熊楠、そして近年の「野火」などの小説におけるまで、社会におけるカニバリズムの位置付けが示されていて興味深かった。

  • みね

    色んな面から見たカニバリズム。他者を取り込むとは

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