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英雄 の世紀 ベートーヴェンと近代の創成者たち 講談社学術文庫

樺山紘一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065220450
ISBN 10 : 4065220459
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ベートーヴェンはナポレオン戴冠の知らせに落胆し、第三交響曲の楽譜を床に投げ捨てたという。その標題は「ボナパルト」から“英雄”にあらためられた。ナポレオンという「英雄」は幻想だったのか。楽聖の生涯をたどりつつ、同時代を生きたヘーゲルやゲーテら偉人たちを通じ、一七八九年に始まる革命の世紀を西洋史の泰斗が臨場感あふれる筆致で描く!

目次 : 第1章 英雄の世紀/ 第2章 啓蒙の賢人から普遍の天才へ/ 第3章 啓蒙都市民の誕生/ 第4章 ヨーロッパ国際関係のなかのドイツ/ 第5章 ナポレオン革命/ 第6章 ナポレオン・ショック/ 第7章 市民と英雄/ 第8章 古典主義からロマン主義へ/ 第9章 静穏の一八二〇年代

【著者紹介】
樺山紘一 : 1941年東京生まれ。東京大学卒。専門は西洋中世史、西洋文化史。東京大学文学部教授、国立西洋美術館長を経て、東京大学名誉教授、印刷博物館館長。渋沢栄一記念財団理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • かんがく

    近世から近代にいたるヨーロッパ史を、表紙にあるナポレオン、ベートーヴェン、ヘーゲル、ゲーテをともに語っていく。市民と英雄、古典主義とロマン主義など扱う概念はかなり難しかったが、この時代の雰囲気を知ることはできた。

  • ふみあき

    副題に名前は入っているが、特にベートーヴェンの生涯や事績にフォーカスしているわけではない。本書の原本『エロイカの世紀』(2002年刊)の副題にはベートーヴェンの名前はなく、生誕250年の去年(2020年)の再出版に際しての改題か。

  • 中島直人

    (図書館)近代への過渡期となる1770-1830を、ベートーヴェンやヘーゲルと重ねながら辿っていく。

  • Hiroshi

    18世紀のドイツは、ハプスブルク家のオーストリアと新興のプロイセン、その他の沢山の王国からなっていた。1770年はベートーヴェンやヘーゲルが生まれ、ルイ16世がマリー・アントワネットと結婚した年だ。この頃よりフランス革命の激動にさらされていくドイツを見ていく本。事件・政治だけではなく、文化・精神についても検討する。◆17世紀初めに30年戦争があり、ヨーロッパの軍隊はドイツに集まり新旧キリスト教に分かれて戦った。ウエストファリア条約で両宗派共存が決まる。17世紀はヨーロッパではデカルトやロック等が登場した。

  • 刳森伸一

    ベートーヴェンを一応の中心点に据えているが、実際には18世紀のドイツを中心としたヨーロッパの状況をまとめた本である。各国の歴史を追っているだけでは把握しづらい各国の相互関係が生き生きと描かれていて、読んでいるだけで十分に面白いし、ためにもなる。

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