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江戸の坂東京の坂 ちくま学芸文庫

横関英一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480093219
ISBN 10 : 4480093214
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

東京は坂の街。「その名は江戸っ子気質そのままで、単純明快、即興的で要領よく、理屈がなくて、しかもしゃれっ気があふれている」。富士を眺められる坂は「富士見坂」、海を望む坂は「潮見坂」、墓地のそばの坂は「幽霊坂」、赤土の坂は「赤坂」、急な坂は「胸突坂」…。東京の坂道と、その名前を見つめると、江戸庶民の暮らしと心が浮かび上がる。東京中を隈なく歩き、古書や古地図を渉猟して、坂道に織り込まれた歴史を辿る。「坂道」研究というジャンルを確立し、いまなお坂道ファンのバイブルと親しまれる古典的名著。本書を片手に散歩すれば、いまも江戸を垣間見られる。

目次 : 江戸の坂 東京の坂(坂について/ 江戸の坂/ 古い新坂/ 坂と寺院/ 一名二坂 ほか)/ 続 江戸の坂 東京の坂(坂と江戸絵図/ 坂の下り口、上り口/ 坂の上と坂の下/ 土州橋と出羽坂/ 同じ名の坂と橋 ほか)

【著者紹介】
横関英一 : 1900‐76年。1924年早稲田大学を卒業。真山青果の研究助手、都立高校の事務長などをつとめるかたわら、江戸研究、時代考証に打ちこむ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takaC

    昭和44年刊行の『江戸の坂 東京の坂』と、昭和50年刊行の『続 江戸の坂 東京の坂』を1冊にまとめたものなので情報としてはそこそこ古くて手強いのだが手元に置いておきたい本である。

  • loanmeadime

    ほしおさなえ著『東京のぼる坂くだる坂』の参考にちらちら読んでいたのですが、面白げな話題が散見されましたので、四十年くらいぶりに昭和44年版を一通り再読しました。東京の坂は、江戸っ子がその時々に気付いたことで名前を付けるので色々異名があるそうです。私としては、大阪にはその名の坂がない「大坂」が東京にはいくつもあり、蝉丸の「逢坂」もある、というのが興味深かったです。しかも、その逢坂に纏わる奈良時代の悲恋と関係する(?)「むさし埜」という名の旅館が奈良の若草山にあるというのにびっくりしました。

  • るりさん

    古書店で見つけて読んで見た。 紀尾井坂とか、名前に江戸時代の家の名残が残ってるものは、実際に地図を見比べたりしたら面白いだろうなあと思った。

  • HANA

    東京の坂道についての考察。これほど多くの坂があるのにも驚いたが、その一つ一つに名前が付けられているのはもっと驚いた。うちの近所にも坂いくつかあるが、名前など一つもないもんなあ。江戸の歴史の重みを感じさせられる。ただ、中には地名が多用されているため東京にあまり行ったことのない僕には位置関係が掴みづらかった。いやこっちの無知が悪いんですけどね。

  • Norihiko Shr

    虎ノ門、六本木界隈は今通っている所。いろいろ実際に見れて楽しいw

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